捺印と押印の違い・シャチハタ・サインでも良いのか|マット
初回公開日:2018年04月15日
更新日:2020年05月30日
記載されている内容は2018年04月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
では送付状に記載する捺印依頼の文章については、どのように書けばよいでしょうか。
・「○○をお送りさせていただきましたので、内容をご確認いただき、ご署名ご捺印のうえご返送くださいますようお願い申し上げます。」
・「(付箋箇所)にご捺印の上、折り返しご送付くださいますようお願い申し上げます。」
・「(付箋箇所)にご住所とお名前を記入いただき、ご捺印のうえ、折り返し○月○日までに(当社着)ご送付下さいますようお願い申し上げます。」
・「(付箋箇所)に必要事項を記載、押印のうえ、○月○日までに○○までご持参くださいますようお願いいたします。」
送付書類の種類などに応じて、文例は参考にしてください。送付状ですので時候の挨拶などは不要ですが、テンプレートなども参考にしながら、頭語となる簡単な挨拶などは入れて送るようにしましょう。
捺印する場所は決まっているの?
荷物の受け取りなどの場合に押す場合は、場所を決めずに、適当に押してしまっても問題ありません。ただし、契約書などの重要書類に捺印する場合は、好き勝手に押すわけにはいきません。
ほとんどの場合は、捺印を依頼する側から、「この場所に押してくださいね」という風に捺印場所が示されていますので、それに従って捺印します。
契約書などは、一番始めのページ若しくは一番最後のページに、契約当事者全員の署名捺印欄が設けられていることが多いです。書類が袋とじになっている場合や、(正)(副)でワンセットの場合は、帯などに割り印の場所が示されており、作り変えられた書類でないことを証明しています。
捨印などは、場所は定めず、余白を利用して捺印することがほとんどです。
捺印する位置は?
捺印する場所は、印鑑の種類によっても書類によっても異なります。ここでは、個人の場合と法人の場合とに分けてご説明します。
個人の場合の捺印位置
印鑑証明が必要な実印を押す場合は、その印鑑が本物かどうかを証明するためにも、住所や署名などの他の文字に重ならないに押すようにしましょう。
万が一他の文字などに重なってしまったことにより、印影が滲んてしまったり、見えなくなってしまったりした場合は、本物かどうかの証明ができなくなる可能性もありますので、はっきり見える位置に押す必要があります。
印鑑証明が不要な銀行印などを押す場合は、逆に他の文字と少し重なる程度に押したほうが良いでしょう。偽造やセキュリティの観点から、綺麗に印影が見えてしまうと写し取られてしまう危険性もあります。
よく、捺印箇所に「印」という文字を入れている書類がありますので、実印以外の印鑑の場合は利用すると良いでしょう。
法人の場合の捺印位置
法人の場合は、「丸印(実印、社長印など)」と「角印(社印)」の二種類が使われます。
丸印を押す場合は、個人の実印同様、文字に重ならないように名前の横に押印する位置が一般的です。
角印を押す場合は、社名の一番最後の文字に少し重なるように押すやり方が多く見られます。
まれに丸印と角印を両方押す場合がありますが、丸印は社名表示の横、角印は重ならないように、住所社名表記全体の真ん中に押すと綺麗に見えます。
おすすめの捺印用のマット
「マットは100円ショップのもので十分」という方も多いですが、最近は、よく見かける緑色のマットの他にもさまざまな種類のものが出ています。自分の仕事スタイルに合ったものを見つけてみましょう。
シャチハタ 捺印マット印マット4 なつ印 筆記用
筆記と捺印が両面で使えるタイプです。価格面でも購入しやすい金額です。小さすぎず大きすぎないので携帯にも便利です。
捺印用面と筆記用面があり、どちらも程よい固さで使いやすいです。
筆記面には「こちらは筆記面」というような記載があるので間違えることはありません。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%81%E3%8... |
寸法はだいたい約束手形ぐらいのサイズなので小さすぎず大きすぎずといったところですかね。
共栄プラスチック 下敷 オリオンズ 硬筆用
こちらは筆記メインの下敷きタイプ。一枚持っていると、履歴書なども書きながら、捺印マットとしても利用できるという優れものです。下敷きタイプなので、持ち運びにもかさばらなくて使いやすい商品です。
説明を読んだだけではイメージがつかないでしょうが、事務職の机に強いてある柔らかくて厚手のビニールシートを下敷きに応用したものだと思うと、わかりやすいでしょう。下敷きというとプラスチックの板を連想しがちで、この重めでグニャッとした質感になじめないかもしれません。鉛筆で文書を書かねばならない人には重宝すると思います。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%85%B1%E6%A0%84%E3%83%97%E3%8... |