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4P分析の範例・目的・やり方と定義・3C分析との違い|企業別

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2020年08月28日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

マーケティング手法の基本的な手法の1つ、4P分析は、ただ単にやっただけでは机上の空論になってしまいます。4P分析を実際のビジネスに活かしていくためには、それぞれの分析の要素の関係性を把握し、常に変化に追従させることが重要です。

4P分析の範例

4P分析の範例・目的・やり方と定義・3C分析との違い|企業別
※画像はイメージです

自動販売機やキオスク、コンビニで必ずといっていいほど目にする「トクホ」マークの商品ですが、一度は買ったことがあるという人も多いことでしょう。

トクホの制度は1991年に始まり、一時期下がったこともありましたが、順調に右肩上がりで成長している市場です。

特に清涼飲料水の市場では、トクホの花形になる可能性を秘めているといわれていました。初めてのトクホ商品は、キリンビバレッジが発売した「メッツコーラ」です。コーラなのに健康志向というおもしろい関係性が評判になりました。

トクホ商品の中でも4P分析の成功例として紹介したいのが、ヘルシア緑茶です。

ヘルシア緑茶の4P分析

幅広いコンシューマ商品を扱っている花王ですが、緑茶飲料の印象はそれほどありません。その花王が新規市場参入したときに出した商品が、2003年5月に発売した「ヘルシア緑茶」です。

ヘルシア緑茶はトクホの印象を最大限にいかし、健康志向の中高年を対象にした健康によい緑茶をどのように商品化し展開していったのでしょう。トクホ製品の中でも4P分析の成功例として紹介したいのが、ヘルシア緑茶です。

ドラッグストアよりは少し安いので何回も買ってます
毎日一本ずつ飲んでます
食事も運動も気を付けてはいますがこのヘルシアを毎日飲むことで更に効果は絶大です

出典: http://amzn.asia/d/ewc1UCf%20 |

製品:Product

商品の特徴は何といっても「トクホ」であることです。

ヘルシア緑茶に含まれるカテキンは、体脂肪を燃焼させる効果があります。ですが茶カテキンが濃いお茶は苦味が強く、普段気軽に飲める味ではありません。花王はこの大きな課題をクリアしてヘルシア緑茶として商品化しました。

パッケージには、もちろんトクホマークが入れられ、「体脂肪が気になる方に」というキャッチと共に消費者の心をつかむことに成功しました。

価格:Price

通常のペットボトルの入りのお茶に比べると、価格は高く設定されています。

しかしトクホの認定を受けていることで、ヘルシア緑茶の有効性や安全性が消費者に容易に理解させることができ、結果的に高価格は受け入れらました。

値段の高さが有効性を感じることにつながったと言えます。

販路:Place

コンシューマ商品にとって、どのような流通経路を取るかはとても重要です。清涼飲料を買う消費者は、飲みたいときにすぐ目の前になければほかのものを買ってしまいます。

必ず毎日手にすることができる場所として選んだのがコンビニエンスストアです。このとき花王は、販路をあえてコンビニエンスストア限定としました。この結果、商品に特別感をもたせることができました。

コンビニエンスストア限定としたことでさらなる相乗効果も得られました。店舗からの販促の支援を受けやすくなり、店内の目立つ場所に大きなスペースで陳列され、さらにターゲット消費者の目をひきつけることにつながりました。

販売促進:Promotion

販売促進として行ったのは、テレビ広告です。ヘルシア緑茶をコンビニエンスストア専用商品としたことの特別感はあったのもののコンビニエンスストアに行かなければ存在に気づきません。

そこで積極的にテレビ広告を投入しました。これによって消費者にヘルシア緑茶の商品名をすり込み、購買意欲を高めました。

4P分析の目的

マーケティング戦略を立てるときは、いくつかのステップを実行します。その中のひとつが4P分析です。

4P分析では、ターゲット顧客にどのようにアプローチするかの戦術を立てます。そのときに利用するフレームワークは、マーケティングミックスと呼ばれており、まさにそれが4P分析ということになります。

ではその決めるべき要素はどのようなものがあるのでしょうか。すでに前項であげている、
製品、価格、販路、そして販売促進です。これらは、英語で、Product、Price、Place、
Promotionと呼ばれ、その頭文字をとって4Pと呼びます。

4P分析の定義

4P分析のひとつひとつの内容について見ていきます。それぞれのポイントを抑えることで、的確なマーケティング戦略としての4P分析を行うことができます。

製品:Product

4P分析の1つめのPは、ProductのP、製品を指します。ここではターゲット顧客に提供する製品を考えます。製品の特徴、品質、デザイン、商品名、ブランド名、パッケージ、サービスや保証など、製品としてのありとあらゆる内容を明確にします。

ここでもっとも重要なことは、製品によって顧客のどのようなニーズを満足させ、サービスも含めた商品としての価値を認識してもらえるかということです。これによって、その商品のポジショニングがはっきりとしてきます。

価格:Price

4P分析の2つめのPは、PriceのP、価格設定の戦略です。製品を市場に売り出すにあたりどのような価格をつけるかはとても重要なファクターのひとつです。

商品のターゲット顧客の層は、価格の設定によって決定されます。価格を決めるときには、顧客が手に取ってくれる価格なのか、購買意欲を感じることができる価格なのか、価格に見合う価値を商品から感じることができるか、などの検討を行い決定していきます。

販路:Place

4P分析の3つめのPは、PlaceのP、販路です。商品を市場に流通させるための流通経路だけでなく、販売する場所も決めていきます。

実店舗で見ると、小売り店舗として個人商店はもちろんのこと、コンビニやスーパーマーケット、デパートなどがあります。また、通販サイトでの販売も考慮にいれなければなりません。

どの販路にするかは、ターゲットとしているユーザ層に対してどのようにリーチするかを検討し、確実に届けられるように考慮する必要があります。

販路を検討する際には、商品のイメージ戦略も考慮する必要があります。コンビニで売られている商品とデパートで売られている商品では、商品に対する消費者のイメージが異なるからです。

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