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「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源

初回公開日:2017年11月18日

更新日:2020年03月10日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「座して待つ」という言葉を知っていますか。聞き覚えがある方もない方も、この記事には意味や使い方、例文や類語の紹介をさせていただいております。日本語表現の一つである「座して待つ」をこの記事を読んで是非使えるようになってください。

「座して待つ」の意味と使い方

「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源
※画像はイメージです

「座して待つ」という表現を耳にしたことがありますか。初めて聞いた、知ったという方も多いのではないでしょうか。

そもそも読み方がわからないという方もいらっしゃるでしょう。この「座して待つ」という表現は、言い方を少し換えることて、ポジティブな意味にもネガティブな意味にも変わる面白い表現です。聞きなれない方に対して使用しても比較的意味の伝わりやすい言葉になります。

これまで聞いた事がないという方も、この表現の使い方を覚える事によって、言葉の幅がぐっと広がります。ぜひこれを機に「座して待つ」の使いかたをマスターしてください。それでは、前置きが長くなりましたが、今回はこの「座して待つ」という表現について、意味や使い方を詳しく説明していきます。

「座して待つ」の意味

「座して待つ」を辞書で調べると「座して死を待つ」という言葉が出てきます。「座して死を待つ」とは「武器を取って戦うことをせず、ただ手をこまねいて滅んでいこうとする態度や姿勢を指す表現」です。

「死」というキーワードが出てきて驚いたのではないでしょうか。このままだと少々物騒で、時代錯誤な言葉のように思えます。

そこで「座して待つ」という表現が生まれます。つまり「座して待つ」とは「死を」の部分を省略することで「何もせずに○○を待つ」という意味で使われていることがわかります。一般的に「死を」という意味で使われているわけではないでしょう。

使い方と例文

「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源
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それでは、「座して待つ」という表現は、いったいどのような場面で使用されるのでしょうか。

「座する」とは、そのままの意味でとらえると「座って」というように解釈されがちですが、先ほども述べたように「座して待つ」とは、何も「座って待つ」という意味ではなく、「何もせず、(関与せず)待つ」という意味になります。よって、何かを待つ際に、手を加えず、関与せずにただその時を待つ場合に使用されることが想定されます。

例文としては「問題が解決するのを、座して待つ」「われわれは、伊藤さんが来るのを座して待つしかない」「社長は、あわてずに座して待つタイプの人間だ」などが挙げられます。なかなか聞きなれない表現だと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、これを機に意味を考えて使用場面を想像してみてください。

座して待つより

「座して待つ」の意味は、先ほどから述べていますが、「座して待つより」という表現があります。これは「座して死を待つより」という表現から来ているものであり、この「座して死を待つより」とは「このまま何をせずに滅んでいくのは忍びない。勝負をかけてみようではないか」といった意味で使われる表現です。

「より」の二文字が足されるだけで、意味が全くことなりますので、注意が必要です。つまり、「座して待つより」というのは「座して待つ」ことに対する否定表現です。使い方、例文をご紹介すると、「問題が解決するのを座して待つより、解決策を考えよう」「このまま彼が来るのを座して待つより、迎えに行こう」といったところです。

「座して待つ」のみの場合とは異なり、ポジティブな意味でとらえやすい表現ですので、ぜひ使ってみてください。

座して待つのみ

「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源
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「座して待つのみ」という表現があります。これは、活路を見出すことができずただ待つ事しかできない場合に使用される表現です。

「伊藤さんが来るを座して待つのみだった時間は退屈だった。」「この問題についてはどうすることもできない。座して待つのみだ。」といった例文が挙げられます。こちらは「座して待つより」とは打って変わって、ネガティブな表現として使われる場面が多いです。

「座して待つ」の読み方

「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源
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「座して待つ」の読み方は、「ざしてまつ」です。

「座して待つ」の類語

「座して待つ」の類語・関連語

「座して待つ」の類語表現としては、「放置する」「座視する」「指一本触れない」「関与しない」「助けない」「見殺しにする」「知らん顔で」「見守る」「対岸の火事視する」「行動しない」「目をつぶる」などが挙げられます。

「座して待つ」の類語の例文

先ほど紹介した、「座して待つ」の類語表現について、いくつか例文を紹介します。

・放置する:「その問題については、できる事はもうない。放置するしかない。」
・指一本触れない:「私たちは、それについて指一本触れない。」
・関与しない:「その事件について、私たちは一切関与しない。」
・見守る:「伊藤さんがゴールするのを見守るだけだ。」

いかかでしょうか。どれも似たような表現になりますし、表わしている意味はほとんど変わりません。しかし、前後の文脈から「座して待つ」に言い換えられる場合と、言い換えられない場合があります。上手く使用場面をとらえて、上手に「座して待つ」が使えるようになりましょう。

「座して待つ」の語源

「座して待つ」の意味と使い方・漢字の読み方・類語・語源
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諸葛孔明の言葉に「座して死を待つよりは、出でて活路を見出さん。」という言葉があり、これが「座して待つ」の語源なのではないかと考えられます。これは「ただここで何もせずに死を待つよりは、戦いに出て活路を見出そうではないか」という意味です。非常にかっこいい言葉です。

つまり、もともとは「座して待つより」の意味で使われていたものが、転じて「座して待つ」のみの意味で使われるようになった事がわかります。

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