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「申し伝える」の意味と正しい使い方|シーン別に見る例文も紹介

更新日:2024年01月31日

「申し伝える」という言葉がどのような意味で使われているかご存じでしょうか。本記事では「申し伝える」の意味や具体的な使い方について紹介します。また、実際に使う上での注意点についても触れていきます。意味を正しく理解し、積極的に使えるようにしましょう。

「申し伝える」という言葉の意味や使い方をご存じでしょうか。

日本語の敬語には、少し違う言い方をしただけで、別の意味になってしまう表現が少なくありません。本記事で紹介する「申し伝える」もそのような敬語の一つです。

「申し伝える」を使う際にはいくつかの注意点があります。本記事では、「申し伝える」の意味や例文を見ていただき、使用上の注意点の順に紹介していきます。

読み終わった後には、「申し伝える」の使い方だけでなく、言い換えに必要な知識まで備えることができるでしょう。

どのような場面で「申し伝える」という表現を使うのが適しているのか、逆に、控えた方がよい場面はどのような時か、しっかり身に着けていきましょう。

「申し伝える」の読み方

「申し伝える」は「もうしつたえる」と読みます。

申すや伝えるという言葉はビジネス用語でよく使われる言葉です。その2つが組み合わさったからと言って、特別な読み方をするわけではありませんのでご安心ください。

「申し伝える」の意味

「申し伝える」には2つの意味があります。1つは聞いた内容を後世へ語り伝えていくという意味ですが、この意味をビジネスシーンで用いることは少ないです。

もう1つの意味は、第三者に伝えるという意味であり、ビジネスシーンでは専らこちらの意味で用いています。

例えば、取引先から電話があり、担当者が不在であった場合に伝言するという意味で「担当の○○に申し伝えます」というように用いることができます。

「申し伝える」は謙譲語

日本語には尊敬語、謙譲語、丁寧語という3つの敬語が存在します。ビジネスマナーとして、この3つの敬語を正しく使い分けることを良しとされています。

「申し伝える」は「言い伝える」の謙譲語に当たります。

なお、敬語の分け方はもう一つあります。その場合は尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、丁寧語、美化語の5つに分類され、「申し伝える」は謙譲語Ⅱ(丁重語)に該当します。

謙譲語Ⅰは対象となる人物に敬意を表す言い方であり、謙譲語Ⅱは自分が行う動作に対して丁重に伝える敬語です。

「申し伝える」と「お伝えする」の相違点

「お伝えする」は単に「申し伝える」の言い換えではなく、互いに謙譲語でもあります。

「申し伝える」は電話やメールの話相手に敬意を払う言葉であり、「お伝えする」は内容を伝える相手に敬意を払う言葉です。

例えば、取引先の○○様から上司の△△さんへの伝言を預かった場合、○○様には「申し伝える」、△△さんには「お伝えする」を使います。取り違えて、逆の敬語を使わないように注意しましょう。

「申し伝える」と「伝え申す」の相違点

「申し伝える」と「伝え申す」にはほぼ意味に違いはなく、同じ使い方できます。

強いて言うのであれば、「伝え申す」は「申し伝える」に比べると認知度が低いため、「申し伝える」を使った方が無難といえます。なぜなら、聞きなれない言葉を使ってしまうと会話を中断させてしまい気まずい雰囲気を作ってしまう可能性があるためです。

「申し伝える」の7つの使い方

「申し伝える」は謙譲語、つまり、目上やお客様相手に使う言葉であることを触れましたが、具体的な使い方は7つにわけることができます。

「申し伝える」という言葉に対して、正しい使い方ができているのかを判断する際には、次に紹介する7つの内、どの使い方に該当するのかを考えてみるとよいでしょう。また、間違いのある敬語の使い方をするだけで相手に違和感を与えてしまうので注意しながら見ていきましょう。

1:伝言を託されたときの返事に使う

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初回公開日:2017年11月19日

記載されている内容は2017年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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