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「略儀ながら」の意味と例文・メール・お詫び・目上・挨拶

更新日:2024年03月11日

「略儀ながら」というフレーズを聞いたことがありますか?「略儀ながら」は、ビジネス上のメールや手紙、はがきなどでよく使われるフレーズです。ここでは、「略儀ながら」の意味と使い方、例文、類語などをまとめましたので、ご参照ください。

ビジネスシーンで、亡くなった方へのお悔みとしてメールや手紙を書く場合にも、「略儀ながら」は使用されます。

(例文)「甚だ略儀ながら、書中にてお悔み申し上げます。」

「略儀ながら」を口語で用いる場合

「略儀」や「略儀ながら」のフレーズは、主として手紙やメールなどの短い礼状や挨拶文で使用されるようになり、口語で使用することはほぼありません。

口語では「略儀」や「略儀ながら」と同じような意味を持つ表現は、「簡単ではございますが」が当てはまります。結婚式のスピーチなどで、「簡単ではございますが、○○さんと○○さんへの結婚式のご挨拶に代えさせていただきます。」などの言葉は一度は聞いたことがあるでしょう。

「略儀ながら」を使うときの注意点

「略儀ながら」のフレーズは、さまざまなシーンにおいてビジネス上の手紙やメールで使える便利な言葉ですが、一方で定型文でもあるため、使用上の注意点があります。以下にまとめましたので、ご参照ください。

「略儀ながら」は最後に

「略儀ながら」は、「本来行うべき礼儀を省略して」という意味で、その手紙やメールの最後を締めくくる定型句の役割を果たしています。そのため、この文章以降に何かしらの文章がくることはおかしいです。

(NG例)「まずは略儀ながら、書中にてご挨拶申し上げます。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いします。」

この文章では、「まずは略儀ながら」という文章で締めくくっているにもかかわらず、その後「今後とも~」と一文付け加えられています。このようなことがないように、必ず最後の文に「略儀ながら」を使用するようにしましょう。

「略儀ながら」は文章のみに使う

「略儀ながら」は、文章のみに使い、会話では使いません。なぜならば、ビジネスシーンにおいて礼儀を省略するということがないからです。「略儀ながら」は、メールや手紙、はがきのみで使うようにしましょう。

「略儀ながら」の意味と使い方を覚えましょう

いかがでしたか。「略儀ながら」は、「本来であれば直接会ってご挨拶(お礼)するところを、礼儀を省略してご挨拶(お礼)いたします。」という意味で、文章の最後に使われる定型句です。ビジネスシーンにおいては、挨拶やお礼、お詫びなどさまざまなシーンで使える便利なフレーズだということがわかりました。

「略儀ながら」よりも、もっとカジュアルな文章であれば、「まずは」とか「とりあえず」というフレーズでも良いですが、きちんとした改まった書面では「略儀ながら」が適切です。ビジネス上のお礼や挨拶やお詫びなどに使用でき、便利なフレーズですので、使い方を覚えて使いこなしてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年11月29日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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