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逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念

初回公開日:2017年11月24日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「逡巡」という言葉を見聞きしたことがありますか。今回は「逡巡」の言葉の意味や使い方について詳しくご紹介していきます。「逡巡」は、日常会話ではあまり使われませんが、さまざまなシチュエーションで頻繁に見かけるのでこの機会にぜひ覚えましょう。

逡巡の意味と読み方

逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念
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「逡巡する」という言葉をご存知でしょうか。小説などでは散見しますが、テレビやビジネスシーンでは、他の言葉に言い換えられて使われることが多いため、あまり見聞きしない言葉です。「逡巡する」は、日常生活でよく見られる行為なので、類語や対義語とともに覚えてボキャブラリーを増やしましょう。

「逡巡する」とは、「しゅんじゅんする」と読みます。意味は「ぐずぐずしてなかなか決断できないこと」「尻込みして踏ん切りがつかないこと」「ためらうこと」になります。

逡巡と似た意味の類語・言い換え

逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念
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葛藤

逡巡と同じような意味の言葉に「葛藤」という言葉があります。こちらの方が日常的に使うことが多いでしょう。「葛藤」の意味は「心の中に矛盾する感情を同時に持ち、どちらを選ぶか迷うこと」「人が、互いに譲らず対立すること」となります。

選択肢の中からいずれか一つを選ばなければならない状況で、迷い悩むことを「葛藤」と言います。誰しも、選択を迫られたときに決めきれないで悩むことはあるでしょう。葛藤の程度はさまざまですが、両立できないからこそ迷いが生じます。

例えば「彼女は、ダイエットのために食事療法と運動に取り組んでいる。ところが、父親が出張土産にチーズケーキを買って帰宅した。彼女は、ダイエットと食欲と父親の厚意の中で葛藤していた」のようにして使います。

ためらいなど

「逡巡」と同じような意味の言葉に「ためらい」があります。「ためらい」の意味は「ぐずぐずして、決断しかねること」「決めかねていてはっきりしないこと」となります。その他、逡巡と似た意味の類語や言い換えには、以下のような言葉があります。

煮え切らない・未断・因循・生煮え・不決断・優柔不断・躊躇・不断・ぐずぐず・先延ばし・思い惑う・うじうじ・尻込み・思い迷う・渋る・ためらう・生煮え・二の足を踏む・思い切りが悪い・迷う・一歩を踏み出せない・踏ん切りがつかない・考えあぐねる・決めきれない・思いあぐねる・歯切れが悪い・踏み切れない・葛藤する・思案に暮れるなどがあります。

「逡巡」と「躊躇」の意味の違い

逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念
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「逡巡」と似た意味の言葉に「躊躇」という言葉があります。「躊躇」も逡巡と同じように「あれこれ迷って決心がつかないこと」という意味になります。いずれもほとんど同義ですが「逡巡」は、どうしたらいいか迷ってあれこれ思い悩んでいるのに対して「躊躇」は、どうしたらいいかわかっているのに、それを実行に移すのに踏ん切りがつかない状態です。

また、ためらっている時間の長さにも違いがあり、どうしたらいいかわかっている「躊躇」は時間的に短いためらいで、どうしたらいいか迷っている「逡巡」の方が、あれこれと考えあぐねている分、時間が長いためらいと言えます。つまり、躊躇よりも逡巡の方がためらう規模が大きいと言えるでしょう。

逡巡・躊躇の例文

逡巡と躊躇の意味の違いをもっと分かりやすくするため、例文をいくつか紹介しましょう。

・花子は、A大学に進学するかどうか、ここ一か月ほど逡巡している
・花子はA大学に進学を決めたが、まだ躊躇している

・コンビニに幕の内弁当を買いに行こうかどうしようか、一時間も逡巡している
・折りからの雨で、コンビニに幕の内弁当を買いに行くのを躊躇した

・今日の献立はカレーにするかどうするか、半日も逡巡している
・今日の献立は、カレーに決めたが作るのを躊躇した

・彼は、彼女に告白するかしないか、かれこれ三か月も逡巡している
・彼は、彼女に断られたらどうしようか躊躇したが、それでも勇気を振り絞って告白した

「逡巡」の意味の語源

逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念
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「逡巡」の「逡」という文字は「進む(道を行く)」と「田の神様」の文字が組み合わさった漢字です。神様を前にして頭を垂れて進む様子を表しており「退く」「譲る」と言う意味を持ちます。

また「巡」は「進む(道を行く)」と「川」の文字が組み合わさった漢字です。川に沿って進む、つまり、川のように一定の道筋に従って進むことを意味しており、そこから「めぐる」を意味する「巡」という漢字が成り立ちました。

したがって「逡」と「巡」を合わせると、思い悩みながらぐるぐると遠回りしたり、いつまでも進まないでぐずぐずしている様子を表します。

「逡巡」の意味の対義語

逡巡の意味と読み方・類語・語源・対義語|遅疑逡巡/逡巡の念
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「逡巡する」の意味の対義語には、以下のような言葉があります。

・断行:困難や反対を押しのけて断固たる決意で実行する
・決断:物事を実行する意思をはっきりと決めること
・敢行:困難を押し切って思い切り行うこと
・決行:どんなことがあっても思い切って行うこと
・強行:困難を押し切って強引に行うこと
・迅速果断(じんそくかだん):思い切ってすみやかに物事を行うこと
・即断即決(そくだんそっけつ):時をおかずに直ちに決断すること
・当機立断(とうきりつだん):機会をとらえて即座に決断すること

「逡巡」が入った言葉の意味

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「逡巡」が入った言葉はいくつかありますが、その言葉と意味について紹介します。

遅疑逡巡

遅疑逡巡は「ちぎしゅんじゅん」と読みます。「遅疑」には「疑い迷ってぐずぐずと決断できないこと」という逡巡と同義の意味があり、二つの意味が合わさることでさらに強い意味を持たせています。したがって、遅疑逡巡は「迷いに迷って、ぐずぐずといつまでも決断できない様子」という意味になります。

遅疑逡巡は、以下のようにして使います。

・ピエロはいとも簡単に綱渡りをしているが、そこに至るまでには日々鍛錬を積み重ねたからだ。だが、少しでも遅疑逡巡すれば足を踏み外してしまうだろう

・クイズの問題を聞き終わるや否や、彼は遅疑逡巡することなく真っすぐBのポールへ向かって駆け出した

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