モットーの意味と使い方・語源は何語なのか・類語|日本語/漢字
初回公開日:2017年12月15日
更新日:2020年08月14日
記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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モットーの意味と使い方
モットーとはこのように表す!
初めましてで自己紹介をするときに『私のモットーは、〇〇です。』という表現を耳にする機会も多いのではないでしょうか。モットーにおける意味としては、『日ごろから心がけているもの』、『ものごとに対する自身の向き合い方を一言で要約したもの』となります。
伝えたい特徴を相手が自分の印象として受け取りやすいように、意味が凝縮された響きの良い言葉の組み合わせにであると言えるでしょう。
以下は、Wikipediaからの提供で、会社や政治におけるモットーの例文を見ることができます。はじめから終わりまで目を通し印象に残ったのは、"Liverpool Football Club"の『You'll Never Walk Alone』や、"Nutella: Italian"の『Che mondo sarebbe senza nutella (What would the world be like without Nutella)』のように比喩を使った表現も多くあったところです。
ユーモアを取り入れることも聞き手やカスタマーの興味を引くための一つのテクニックであると言えるでしょう。
日本語
日本語ではどのようにモットーは表現されるのでしょうか。
以下は"NEVER.MATOME"より日本の大企業、中小企業のスローガンが集められたものになります。スローガンとモットーは言葉は異なりますが、意味的にはどちらも『思いを要約し、一言で分かりやすく表現する』という意味であるので、以下のリンクをモットーの例としてあげさせていただきます。
漢字
モットーという言葉を書く必要があるときに、漢字のモットーは存在するのだろうかとお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次の章でに語源については説明いたしますが、モットーは本来日本語ではないので今現在公式とされる漢字は存在しません。書き表す必要があるときは、カタカナを用い『モットー』と表現しましょう。
モットーの意味の語源
Wikipediaの情報によると、元となるモットーにおける意味としては『個人、家族、社会や組織におけるモチベーションや意識の要約』であり、『モットーは、スローガンとは異なり、口頭で表明されるのではなく、書面で表現され、通常、社会基盤の長い伝統や内戦や革命などの重要なでき事に由来する。』とあります。
これらの事からモットーとは、古くから残る慣習や歴史的事件の反省から導きだされた『生きる上での教訓』を意味する位置づけなのではないでしょうか。解釈の仕方は一つではないのはもちろんですが、私たちのモットーにおける意味も『自身の経験から養った感性における自身に求める重要事項』であるため、元の意味からかけ離れたものではないと言えます。
A motto (derived from the Latin muttum, 'mutter', by way of Italian motto, 'word', 'sentence')[1][2][3] is a maxim, a phrase meant to formally summarize the general motivation or intention of an individual, family, social group or organization.[2][3] Mottos are usually not expressed verbally,[clarification needed] unlike slogans, but are expressed in writing and usually stem from long traditions of social foundations, or also from significant events, such as a civil war or a revolution. A motto may be in any language, but Latin has been widely used, especially in the Western world.
出典: https://en.wikipedia.org/wiki/Motto |
モットーの意味の類語
モットーの意味と類似する意味を持つ言葉は多くあると言えるでしょう。座右の銘やスローガン、標語、キャッチコピーがそれらの例としてあげられます。どの言葉も行動指針を一言で要約されたものになり、限られた文字数でインパクトをあたえることを目的とした場面で用いられます。
それらの言葉は、初対面の相手に自分の事を知ってもらうためにも有効ですし、会社や商品の宣伝として好印象を残すためのテクニックとしても頻繁に用いられています。
座右の銘の意味と例文
座右の銘とは人生で耳にした言葉の中で、この言葉こそが自分の人生を意味すると思える衝撃を与えてくれたもとという解釈で良いでしょう。
例として、達成したい物事に取り組む姿勢として古くから伝わる表現を用いるのであれば『急がば回れ』、また哲学者であるシェイクスピアの言葉を用いるのであれば『険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要です。』(To climb steep hills requires a slow pace at first.)という言葉も例として上げられるでしょう。
もし思い当たるものが哲学者の言葉であった場合、お気に入りの言葉以外にもいくつか同じ哲学者が残した言葉を見てみることをします。表現の方法に違いはあっても、軸になる信条は哲学者によりくせがあると言えるので、似た意味を持つ異なる言葉の組み合わせに出会えることでしょう。
標語の意味と例文
標語と言えば、子どもの頃夏休みの宿題で水道や防犯の標語に取り組んだ思い出がよみがえってくるという方も多いのではないでしょうか。標語とは意見・主張などを簡潔に言い表した短い文句という意味を持ちます。
ちなみに英語やイタリア語から『motto』を日本語訳すると、標語と訳されるケースもありますので、これらの意味はほぼ同じと言って良いでしょう。
以下は標語の作り方が記載されているサイトからの引用になります。韻を踏むことや反語を取り入れることなど、意味したいものをどのように組み入れると良いかをなどのテクニックが詳しく説明されていましたので、お時間のある方はぜひ目を通していただけたら幸いです。
テクニック1:脚韻を踏む
「みんな仲良し いじめ無し」こういった感じで脚韻を踏むと覚えやすくなると同時に、注目も集めます。
テクニック2:頭韻を踏む
「みんな人間 みんな大切」先述の脚韻を踏むと同様に、リズミカルで注目度が増します。
テクニック3:言葉をかけるように
「見て見ぬふりと 知らんぷり」ことばを投げかけるようにすると、記憶に残りやすい標語となります。
テクニック4:文頭に命令形を入れる
「受け止めよう」や「つくろうよ」などを入れてインパクトを加えます。場合によってはきつく感じられるので注意が必要です。
テクニック5:反語型を入れる
「忘れていませんか」や「どうしたの?」といった反語を入れて注意喚起すると効果的です。
テクニック6:固有名詞を入れる
「株式会社○○の仲間達」などと入れると特徴的な標語となり、目立たせることで記憶させやすくなります。
出典: http://kextukonn.jp/archives/3062 |