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「踏襲する」の意味と使い方・類語・語源・読み方・対義語

初回公開日:2017年12月11日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「踏襲する」と言う言葉の意味はこれまでのやり方を変えないと言うことであり、機械的に行うのではなく、そこには何らかの人の意思が関与している状況を示しています。「踏襲しない」の意味を考えれば、「踏襲する」の理解を深めることができます。

「踏襲する」の意味と使い方・例文

「踏襲する」の意味は一言で表現すれば、前に行っていた人のやり方を真似すると言うことです。もちろん、それは悪い意味ではなく、特に替える必要のない部分はそのまま続けて行くことを示しています。

例えば、会社の有数が変わっても社内の仕組みを変えないことが「踏襲する」と表現できるでしょう。企業だけではなく世の中にはいろいろな組織、仕組みがあり、それぞれには何らかの手続きが行われています。人が集まって社会ができあがります。ただ、自分勝手にやっていたのでは収拾がつかないため、決まり事が自然と発生してきたことは歴史が証明しています。これまでやってきた決まり事で問題がなければ、続けて行くことが踏襲するとなります。

「踏襲する」の例文

例文としては「これまでのグループの方針を踏襲して行く」と言う表現になります。この例文からわかるように、踏襲する対象は何らかの団体内での決まり事や手順を示しています。この部分は非常に重要なことです。つまり、手順や決まりがない状況では踏襲することができません。また、踏襲する対象は目に見えるものではなく、明文化されているとしても暗黙の裡に定められたことです。

「踏襲する」から連想されること

私たちは日常の中では自分の意思にしたがって生活していると考えていますが、実際には社会の一員としていろいろな規則に縛られて生活しています。これまで身の回りで踏襲されてきたと考えられるものはどのようなことでしょうか。

悪い習慣を踏襲してきたために、行き詰まってしまい、最終的には新聞をにぎわす事件へと発展した事例はたくさんあります。踏襲することが悪いわけではありませんが、前例を見れば結果的に判断誤りであったケースが少なくありません。つまり、踏襲するチャンスが巡ってきたことは踏襲しないチャンスでもあります。

「踏襲する」の意味と社会の関連

企業や社会を変えて行こうとするエネルギーは踏襲する力で抑えつけることになるのでしょう。「踏襲する」ことは暗黙の裡に「踏襲しない」と言う選択肢が存在していることを意味しています。企業や社会でどちらを選択した方がいいかは難しい問題ですが、いろいろな場面で同じ状況が発生します。その時の判断によって、その後の進路が変わって行きます。

大きな歴史の流れだけではなく、自分の身の回りに起こったことを考えてみてください。「踏襲する」と言う言葉を考える時に、単なる言葉の表面的な意味だけではなく、実際に使われている状況をイメージすることが大切です。そうすれば、その言葉の意味をはっきりと理解することができるでしょう。

「踏襲する」の類語

「踏襲する」の類語としては「ならう」「真似る」などがあります。基本的には前例や前人の手順や決まり事を同じようにすることです。それが正しいことか間違っているかは問題ではありません。ただ、別の方法や手段を考えることもできますし、重要なことは結果が同じであればいいだけです。

「踏襲する」の語源

「踏襲する」の語源について説明しましょう。漢字の「踏」は「踏む」の意味ですが、足跡をそのままなぞって行くことを示します。つまり、前人を真似して、歩いて行くことになります。

ここで重要なことは足跡を真似しなくても前に進むことは可能であることと、何かを目指して前に進もうとしていることです。何を目指しているかは対象となる社会や団体によって異なりますが、ゴールが少しずつ違ってくる場合もあるでしょう。

「踏襲する」の対象とは

「踏襲する」対象となるのは、人の集まりである団体や社会ですから、そこには人の心理が大きく関係しています。機械が毎回同じ動きをすることは踏襲するとは言いません。いろいろな選択肢がある中で踏襲する道を選ぶことが本当の意味と言えるでしょう。これまでの政治や歴史の中で同じような場面がありました。そして、その時の判断がその後の歴史を変えています。

日常生活ではあまり使わない言葉ですが、歴史の中では何度も登場しています。言葉の語源を知ることは、単に国語力を付けることではなく、歴史などの文献を読む時に深い理解を与えてくれます。そのような視点で言葉の意味を考えてください。

身近な場面での「踏襲する」

あなたにとって一番身近な会社でも「踏襲する」場面が何度もあるはずです。そこにあなたの意思が働く余地があってもなくても、その後の会社の生末が変わってきます。目の前の仕事を終わらせるだけで日常が流れているとしても、言葉の意味を知ることで、もっと大局的な視点を持つことができます。

「踏襲する」の読み方

「踏襲する」の読みは「とうしゅうする」です。漢字としては難しくありませんが、「襲」の字が襲うとも読むことから、誰かを攻撃する意味と勘違いしてしまう人が少なくありません。この場合の「襲」は「襲名披露」のように前に従うことを意味しています。

「踏襲する」の対義語

「踏襲する」はこれまでのやり方を真似することですから、対義語は変えることを意味する「改革する」、「変革する」、「改善する」などです。世の中には悪いとわかっていてもそれを続けてしまうケースが少なくありません。それがまさに踏襲しているわけであり、求められているのは改革することです。

改革した結果として前よりも悪くなる可能性は否定できません。しかし、組織や社会は同じように維持されていても、それを構成する人は変わって行きます。そこで踏襲するか改革するかは大きな転換点となります。

「踏襲する」の対義語と歴史

これまでの歴史を振り返ってみればわかることでしょうし、自分の会社の中でもいろいろな例があるはずです。基本的に人は変化を嫌います。既得権を守りたいと考えるからでしょう。ただ、それでは悪い世の中はいつまでも変わらないことになりますから、どこかで改革する人が現れるのを待っています。

「踏襲する」の意味と社会

「踏襲する」の対義語である「改善する」を考えてみましょう。世直しのように大げさなことではなく、自分の身の回りで考えてみてください。これまでの自分の悪い習慣を改善しようとしたことはあるでしょう。しかし、小さなグループでも簡単にできることではありません。踏襲する、つまり変えない方が楽だからです。改革するためにはかなりのパワーが必要です。

「踏襲する」と「継承する」の違い

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