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「折を見て」の語源・由来・丁寧語・類語と使い方|手紙

初回公開日:2017年12月18日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

皆さんは、「折を見て」という言葉を日常的に使っていますか。ビジネスシーンのメールで使用することがあるという人もいるでしょう。ですが、もしかしたらその使い方は間違っているかもしれません。今回は、「折を見て」の正しい意味や言い換え表現などを紹介します。

「折を見て」の語源・由来

「折を見て」の語源・由来・丁寧語・類語と使い方|手紙
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「折を見て」という言葉は、主にビジネスシーンで使用される言葉です。しかし、実は間違った使い方をしている人が多い言葉であることをご存知でしょうか。「折を見て」という言葉を「次の機会に」という意味で使用している人がいますが、これは間違いです。

「折を見て」という言葉は、「時間が見つかった際に」や「都合の良い時に」という意味を持っています。したがって、意味を誤解したまま使用してしまうことで、相手方に死杖例となってしまうことがあるため、注意が必要な言葉でもあります。

しかし、ここで疑問が浮かびます。なぜ「時間が見つかった際に」や「都合の良い時に」という意味の言葉が「折を見て」という言い方になったのでしょう。

折り紙から連想された言葉

「折を見て」という言葉は、一見「時間」や「都合」といった意味を連想させにくい言葉です。そのため、「なぜ『折を見て』という言葉になったのだろう」と不思議に思うという方も多いでしょう。しかし、これには歴とした語源があります。

「折を見て」の「折」は折り紙の「折」でもあります。ここから連想します。折り紙を折ることで、1本の線ができることを皆さんもご想像できるでしょう。実は、この紙の折り目こそ、「区切られた線」という意味があり、そこから「区切られた時」という意味が含まれるようになったという経緯があります。

さらに、「区切られた時」という意味のある「折」を使用し、「折を見て」という言葉を直訳すると、「区切られた時を見て」という意味になります。これを言い換えると、「都合の良い時を見計らって」や「自分に良い時間を見つけて」という意味になる事がわかります。これが「折を見て」の語源です。

「折を見て」の読み方

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「折を見て」という言葉の簡単な意味と語源を理解したところで、使用する際に重要となる読み方を確認しておきましょう。「折を見て」という言葉の読み方は、皆さんもご存知のとおり「おりをみて」という読み方です。

「折」という漢字の読み方には、「おり」や「おる」という訓読みとなる読み方以外にも、音読みとなる「セツ」という読み方もあります。そのため、「普通に『おりをみる』という読み方で良いのか。はたまた『せつをみる』という読み方となるのか」と迷うか違いますが、「折を見る」の場合には「おりをみる」が正しい読み方となります。

また、同じ漢字を使った言葉に「その折は」という言葉があります。意味は、「その節は」と同義ですが、こちらも読み方は「そのセツは」ではなく「そのオリは」となります。間違えないように注意しましょう。

手紙・メールでの「折を見て」の意味

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「折を見て」という言葉には、「都合の良い時を確認して」や「時間のある際に」という意味があると前述しました。この言葉は基本的に、直接口述で使われることよりも、メールや手紙で使用されることの方が多いです。

しかし、直接的な口述でないにしても意味は変わりません。メールや手紙といった文書であっても、「都合の良い時」や「時間のある時」という意味に変わりはないため、そのままの意味と受け取って良いでしょう。

しかし、後ほど詳しく紹介しますが、「折を見て」という言葉に含まれる「時間のある時」や「都合の良い時」という意味は、使う相手や文章によっては失礼となってしまう可能性があります。したがって、使用する際には十分な注意が必要となります。

「折を見てこちらから連絡します」

詳しく「折を見て」という言葉について理解したところで、「折を見て」の使用例を1つ確認しておきましょう。紹介する使用例は「折を見てこちらから連絡します」という使い方です。社会人であれば、1度は聞いたことのある使用方法ではないでしょうか。

この会話文は「都合が良い時を見てこちらから連絡します」という意味になります。したがって、相手から何かについて尋ねられた際、答えなければいけないけれど今は答えられない状況にあり、さらに「都合が良い時」という意味は「返答が決まり次第」という言い方もできるため、いつ返答できるか確実なことは言えないという際に使用されます。

しかし、この文章を見てもわかるとおり、「都合が良い時」という言葉は自分の都合を優先して考えているとも受け取れます。したがって、目上の人にはあまり使用しない方が無難な使用例でもあります。

「折を見て」の丁寧語・尊敬語

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ビジネスシーンにて頻繁に耳にし、あるいはエールや手紙で目にする「折を見て」という言葉について紹介しています。しかし、気になる点といえば、「この『折を見て』は、より丁寧に言い換えることができるのだろうか」という点です。ビジネスシーンならば、なおさら丁寧に言いたいという方もいるでしょう。

そのような疑問にお答えするべく、「折を見て」をより丁寧にした表現方法があるかについて紹介します。結論から言ってしまうと、後に詳しく紹介する「折を見て」の言い換え表現や類語はあるものの、丁寧語に当たる言葉や尊敬語となる言葉はありません。

「折を見て」という言葉自体が、「都合が良い時を見て」や「時間がある時に」という意味のビジネス用語として使用されている言葉です。したがって、この言葉そのものが丁寧な表現になっていると言って良いでしょう。

「折を見て」の類語

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「折を見て」という言葉の類語表現には、「頃合いを見計らって」「頃合いを見て」という言葉が当てはまります。この言葉は、皆さんも耳にしたことがあるでしょう。この言葉も、ビジネスシーンにおいて使用されることがありますが、主に上司から部下に対して使用されることが多いです。

この「頃合い」という言葉には、「丁度良い時期」や「良いタイミング」という意味が含まれています。したがって、「頃合いを見て」や「頃合いを見計らって」という言い方は、「丁度良い時期が来たら」や「丁度良い時期を見て」という意味になります。

「折を見て」は「都合の良い時を見て」という意味に対し、「頃合いを見て」は「丁度良い時期を見て」という意味があるため、少々その対象となる回答の不透明さに違いがあります。しかし、似ている類語表現としては「頃合いを見て」が適切でしょう。

「折を見て」と「折に触れて」の違い

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「折を見て」と似たような言葉に「折に触れて」という言葉があります。同じ「折」という言葉を使用した言い方のため、「意味も似ているのでは」とおもっている方も多いですが、実際はこの2つの言葉には大きな違いがあります。

そもそも「折に触れて」という言葉は、「機会がある度に」という意味があります。この「折」は「機会」という時間が流れていく中で出会うある特定の時を指します。これが何度も触れる、つまり起こることから「折に触れて」は「機会がある度に」という意味となります。

したがって、「都合が良い時に」や「時間がある時に」という意味を持つ「折を見て」と「機会がある度に」と何度も繰り返し行われるという意味の「折に触れて」という言葉は、大きな違いを持っていることがわかります。

「折を見て」の言い換え

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「折を見て」の言い換え表現には、先ほど紹介した「頃合いを見計らって」が当てはまります。しかしビジネスシーンではなく、親しい友人との会話の途中で「折を見て」や「頃合いを見計らって」と言うと、少々堅苦しい印象を受けるという人もいるでしょう。

そこで、「頃合いを見計らって」という言葉の他に、よりカジュアルな言い換え表現として「いずれ」や「そのうち」という言い換え表現が当てはまります。この言い方であれば、親しい友人や距離の近い家族との会話に登場しても違和感がありません。

やはり「いずれ」や「そのうち」も、いつかは不透明だけれど、尋ねられたことは回答する、または行うという意味が伴っています。したがって、「折を見て」のカジュアルな言い換え表現として適切です。

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