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「準拠する」の意味と使い方・類語・「基づく」との違い

更新日:2024年04月23日

「準拠する」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。ビジネスシーンでも使用される言葉ですが、どのような意味があるか、「準ずる」や「基づく」といった言葉との違いは何か、疑問点も多いでしょう。この記事では、「準拠する」の意味や使い方、類語との違いをご紹介します。

「準拠する」の意味と使い方は?

「準拠する」という言葉は、ビジネスシーンでもしばしば使用されます。「〇〇規格に準拠する」などの表現がありますが、実際にはどのような意味や使い方があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

「準拠」の意味は?

「準拠する」の「準拠」について考えてみましょう。これには次のような意味があります。

じゅんきょ【準拠】
( 名 ) スル
ある事をよりどころとして、それにしたがうこと。また、よりどころとなる事柄。標準。 「指導要領に-した本」

出典: https://kotobank.jp/word/%E6%BA%96%E6%8B%A0-4487 |

「準拠する」の意味は?

「準拠する」は、「ある事をよりどころとして、それに従う」ということを意味します。上で見たように、「準拠」には「よりどころとなる事柄」「標準」という意味のほか、「ある事をよりどころとして、それに従うこと」という意味があり、これを動詞として「準拠する」と表現すると、「ある事をよりどころとして、それに従う」という意味になります。

例えば、「〇〇規格に準拠する」と表現すれば、「〇〇規格」という規格があり、これに従うことを意味します。「□□基準に準拠する」であれば、「□□基準」という基準に従うことを表します。

「準拠する」は、「~に準拠する」という表現が一般的です。「準拠する」は「~に従う」という意味が基本となるため、同じように「~に」と表現し、「~に準拠する」となります。

「準拠する」の使い方は?

「準拠する」は主に、規格、規則、基準、要件、標準、条項などに従う場目で使用される言葉です。「〇〇規格に準拠する」「△△規則に準拠する」「□□基準に準拠する」「これらの要件に準拠する」「●●標準に準拠する」「これらの条項に準拠する」などの使い方があります。いずれも、よりどころとなる事柄があり、それに従うことを意味しています。

ビジネスシーンでは、従わなければならない規格や規則などが多く存在します。そして、これらに従って何かを行う場面や、これらに従っていることを示す場合に「準拠する」が使用されます。例えば、「この製品は、〇〇規格に準拠している」と表現すれば、規格に従った製品であることをアピールできます。

「準拠する」の例文は?

それでは、「準拠する」を使用した例文について、詳しく見ていきましょう。

規格についての例文は?

「準拠する」は、規格について使用される例が多く見られます。例えば、

「この製品は、○○規格に準拠している。」

「最新の○○規格に準拠した製品となっている。」

「国際規格に準拠し、国内規格を整備する。」

「これらは、○○規格に準拠したシステムとなる。」

「○○規格に準拠したサイズとなっている。」

といった使い方が考えられます。規格の例には、JIS規格などがあります。例えば、「JIS規格に準拠したサイズとなっている」と表現すれば、JIS規格に従ったサイズということを示しています。

法律についての例文は?

法律に関して「準拠する」が使用される例としては、次のような例文があります。

「この規約は、○○法に準拠して作成されている。」

「現行の法令に準拠しなければならない。」

「これらの条項に準拠していることを強調する。」

「本契約は日本法に準拠し、日本法によって解釈される。」

「本契約は日本法に準拠し、同法によって解釈されるものとする。」

法律の場合、従うべき法令や条項について、「準拠する」と表現します。特に、「本契約は日本法に準拠し、日本法によって解釈される。」や「本契約は日本法に準拠し、同法によって解釈されるものとする。」といった表現は、規約や契約書に書かれる表現として頻繁に見られます。

他の例文は?

「準拠する」を使用した他の例文としては、次のような例が考えられます。

「△△規則に準拠する必要がある。」

「□□基準に準拠していることを確認しなければならない。」

「これらの要件に準拠していることを示す。」

「●●標準に準拠した取り組みが行われている。」

規格や法律における使用を含め、「準拠する」の使用例は幅広い分野で見られます。

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初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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