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「選ぶ」の敬語表現・選ぶの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月10日

仕事をする上でよく使われる「選ぶ」という言葉。これの正しい敬語についてご存知ですか。この記事では「選ぶ」の敬語表現の説明だけでなく、「誰に対してどの敬語を使ったらいいのか」のポイントを分かりやすく説明しています。社会人なら必須のスキルなので、ぜひご覧ください。

まずは敬語について知ろう!

この記事では、「選ぶ」の敬語表現についてご説明していますが、本題に入る前にまずは敬語について詳しくご説明します。学校で習った内容ではありますが、案外忘れてる方も多くいらっしゃいますので、今一度見直してみましょう。すでにご存知の方も、自分の知識が合ってるのかどうか確かめる意味でも、ぜひお目をお通しください。

それでは、まずは敬語の種類についてご説明します。

敬語の種類は大きく分けて3つ!

敬語には大きく分けて「尊敬語」と「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類することができます。それぞれの使い方とルールについてご説明します。

【ルール】これが「尊敬語」の使い方!

「尊敬語」とは、相手を敬った(高めた)表現になり、目上の方の行動の時に用いられる敬語です。

この尊敬語には「型」のようなものがあり、「お(ご)~なる」で尊敬語の表現になります。たとえば、「お越しになる」「お帰りになる」「ご覧になる」などが尊敬語の表現として挙げられます。

また、中には決まった言い回しのものがあり、例を挙げると、「ご飯を食べる」が「召し上がる・おあがりになる」、「言う」が「おっしゃる」、「行く(来る)」が「いらっしゃる・おいでになる」、「座る」が「お掛けになる」などです。

これらは「お(ご)~なる」の型に当てはまらない言い回しですが、れっきとした尊敬語です。これらについては暗記してしまうしかありません。さほど数は多くないので、それほど難しくはないでしょう。

【ルール】これが「謙譲語」の使い方!

次は「謙譲語」についてご説明します。

「謙譲語」とは、自分を下に置いて、相手を間接的に高めることで敬意を表した敬語です。俗に言う「へりくだった表現」で、謙虚な印象を受けます。この「謙譲語」は、主に自分(身内)の動作について言う場合に用いられる表現ですが、これ以外に、読み手や聞き手を立てたい場合にも使われます。

この謙譲語にも「型」があり、「お(ご)~する」で謙譲語の表現になります。たとえば、「お伺いする」「お話しする」「ご連絡する」などが挙げられ、これらは自分の行動を表しています。尊敬語は「相手の行動」に使われるのに対し、謙譲語は「自分(身内)の行動」に使われます。この違いをしっかり理解しておきましょう。

また、謙譲語にも「お(ご)~する」の形に当てはまらないものもあり、「伺う」「参る」「申し上げる」などがあります。これらの決まった言い回しも尊敬語と同様、覚えてしまいましょう。

【ルール】これが「丁寧語」の使い方!

「丁寧語」は、文末に「です」や「ます」「ございます」がついた丁寧な敬語表現です。多くの方が意識せずに使ってる一番馴染みの深い敬語ではないでしょうか。

この「丁寧語」の特徴は、目上の方でも目下(もしくは同等)の人でも、誰に対しても使える敬語で、話をしている人が、聞いてる人に対して直接敬意を表したものになります。

たとえば、「連絡しました」「こちらが私の家です」「実家に帰ります」「おはようございます」などが丁寧語として挙げられます。

「選ぶ」を敬語表現するとどうなる?

それでは、上述した敬語の使い方を念頭において、本題の説明に入ります。

「選ぶ」を敬語で表現するとどうなるのでしょうか。ポイントは、尊敬語も謙譲語も型に当てはめることです。

尊敬語、謙譲語、丁寧語についてそれぞれ詳しくご説明します。

「選ぶ」の尊敬語は「お選びになる」

上述したように、「お(ご)~なる」の型に「選ぶ」を当てはめてみましょう。すると、「選ぶ」の尊敬語は「お選びになる」になります。これは正しい敬語表現です。

尊敬語は、目上の方の動作について述べる際に用いられるので、「お選びになる」という主語がない表現だけで、「自分ではない誰か偉い人(目上の方)が何かを選ぶんだな」ということが分かります。

尊敬語は目上の方の行動なので、間違っても「私がお選びになりました」「弟がお選びになりました」「部下がお選びになりました」などと、自分や身内、目下(もしくは同等)の人の行動について言わないようにしてください。これらは尊敬語の使い方として誤りです。

「選ぶ」の謙譲語は「お選びする」

次のページ:敬語で「選ぶ」を使うにはどうすればいい?

初回公開日:2018年04月07日

記載されている内容は2018年04月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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