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「会社にいる」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月26日

ビジネスシーンではよく電話を取ります。そんなとき転送相手が離席している場合があります。「会社にいる」が離席をしている、と伝えたい場合どのような敬語表現をするのがよいのでしょうか。今回は「会社にいる」の敬語表現を中心にご紹介していきます。

「会社にいる」言葉って?

ビジネスシーンなどにおいて、電話でのやりとりは毎日すると言っても過言ではありません。自分にかかってくる電話なら問題ありませんが、時には自分ではない相手への電話もあります。その場合、転送相手がいれば問題はありませんが、いなかった場合はどうしたらいいのでしょうか。

転送相手がいない場合はいくつかのパターンがあります。外出をしてしまっている場合や、会議や来客対応している場合もあります。しかし、その予定は無くただ離席している場合もあります。その時、「会社にはいる」が離席していると伝える必要があります。

しかし、「会社にはいる」といった言葉をどのように敬語表現に表したらいいか、悩んだことなはいでしょうか。今回はその「会社にはいる」を敬語表現にて表した場合の使い方などをご紹介していきます。ぜひ、ビジネスシーンで役立ててください。

「会社にいる」の敬語表現

それでは「会社にいる」の敬語表現を確認していきます。まず、敬語表現は大きく分けて3つの種類があります。小学校や中学校で学んだ内容ですので、聞き覚えのある人もいるのではないでしょうか。復習を兼ねて、改めて覚えてみるようにしてみてください。

敬語表現にはそれぞれ「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。敬語を表する相手や状況に応じた相応しい表現を使いわけていかなければいけません。「尊敬語」は相手の行動に対して、相手を立てる敬語、「謙譲語」は自分の行動に対して、相手よりへりくだる敬語、「丁寧語」は「です」「ます」をつける敬語となります。「丁寧語」がポピュラーで使いやすい敬語といえます。

このように敬語表現を誰に使うか、どこに使うかによって、選ばれる敬語は異なっていきます。「会社にいる」も同様です。今回は「丁寧語」と「謙譲語」について確認をしていきましょう。

丁寧語

まず「丁寧語」についてご紹介します。本来であれば、「丁寧語」での敬語表現はあまり好まれません。それは、「丁寧語」がポピュラーで使いやすいため、畏まった場面での敬語表現として受け入れられにくい点があります。

しかし、「会社にいる」の言葉の敬語表現の場合には「丁寧語」のほうが好まれることが多いです。それは、あくまで「会社にいる」は情報であること、そして社内の人間、つまり身内に対して使う言葉だからです。

「会社にいるが、離席中」といった場合、この情報を伝えたあとどうするかのアクションの方が重要視されます。そのため敬語表現も「会社にいる」より、そのあとの行動の敬語表現のほうが重要です。

そんな「会社にいる」の「丁寧語」の敬語表現は「会社にはいますが」や「会社にはいるのですが」となります。最後に「が」が入るのは、このあとに離席をしていたり、不在しているといった状況説明が入るためです。

謙譲語など

続いて「謙譲語」の場合になります。「謙譲語」の場合は「会社にはおります」になります。「いる」の謙譲語は「おる」になるため、ここに丁寧語の「ます」をつけ、「おります」といった敬語表現のするのが一般的です。

「会社にはおります」のあとに、不在にしているのか、離席にしているのかの状況を必ず説明するようにしましょう。また、いないのでどうするのか、電話を折り返しにするのか、改めて連絡をいただけるのかも必ず確認するようにしましょう。

注意したいのが、この「おる」は尊敬語でも使う点です。社内の人間、つまり身内に対して尊敬語は使いません。「会社にはおられますが」といった言い方は、誤った使い方なので注意しましょう。

「会社にいる」の敬語での使い方

「会社にいる」の敬語表現を使う場面は、主に電話でのやりとりといえるでしょう。電話に出て、転送相手が席にいればいいのですが離席している場合、この敬語表現を使います。

またこの際は、「行動予定表」などに記載がなく、長時間不在にしている場合は、社内で何かしらの作業を行っていることが多いです。時間は不明だが戻ってくる、外出よりは連絡がつきやすい、といった意味を込めることもあります。そのため、離席はしているが会社にいる場合には、ちゃんと相手にそれを伝えるようにしていきましょう。

注意したい点が、「会社にいる」ことを伝えることを重要視して敬語表現を疎かになることよりも、「会社にいる」ことを伝えたことで満足をし、その後のフォローができないことです。慣れないうちは疎かになる点でもあるので、気をつけましょう。

敬語の種類

前述したように「会社にいる」の敬語表現は、「丁寧語」と「謙譲語」の2種類が主となります。どちらを使っても誤りではありませんが、「謙譲語」の「会社におります」を使うときに思わず「会社におられます」と使ってしまう場合もあります。

この「会社におられます」は相手に使うのなら問題ありません。「○○様は会社におられますか」などが正しい使い方となります。しかし、身内(同じ会社の人間)に対して使うと誤用となり、相手がそれに気づいた場合、あまりいい気持ちにはならないことが考えられます。

そのため、慣れるまでは「会社にはいますが」だったり、「会社にはいるのですが」と明らかに違う言い回しの敬語表現を使ったほうが無難と言えます。「会社にいる」の敬語表現はよく使うので、慣れも早いといえるでしょう。短い期間ですが、誤用を避けるためにも「丁寧語」の敬語表現を検討してみてください。

使い方

それでは「会社にいる」の言葉の使い方をご紹介します。使う場面としては、前述した「電話を受けて、転送相手がいなかった場合」とさせていただきます。ビジネスシーンで「会社にいる」の言葉が多く使われるのは、この電話対応ですので、ぜひ参考にしてみてください。

電話応対の際に転送相手がいないことを伝えるときに、「会社にはいるが、席にはいない」と伝えることとなります。これを敬語表現に直すと「会社(社内)にはおりますが、只今離席中です」となります。ですが、これだけを伝えるのではなく、もし戻りの時間がわかるのであれば戻り時間の目安を伝えたり、戻り次第折り返しの電話をするか提案をしましょう。

「会社にいる」といった言葉はその言葉の単独でも意味は伝わりますが、その後のフォローも含めて、初めて1つの使い方といえます。必ず「会社にいる」と伝えたあとのフォローも忘れないようにしましょう。

メールでの使い方

続いて、メールでの「会社にいる」の使い方となります。この場合は、電話応対と違いリアルタイムでの在籍の有無を伝えるためでなく、予め在籍の時間を伝えるために使用します。主な使用理由としては、打ち合わせのアポイントメントなどがあげられます。

この場合は、相手から「何時頃なら会社にいるか」を尋ねられています。その返答として、「何時まででしたら、会社(社内)におります」といった使い方にて、返答をすることが多いでしょう。この返答をする際に注意したい点があります。それは、提案する時間をいくつか候補にあげることです。

二人の時間がちょうど都合よく合えばよいのですが、そうもいかないことが多いでしょう。その時、何度もメールのやり取りをするのではなく、予めいくつか候補を上げておくことにより、スムーズにやり取りすることが可能となります。

「会社にいる」を敬語表現するときの例文

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初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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