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社会福祉士におすすめの就職先・就職先はないのか・給料の目安

初回公開日:2018年03月04日

更新日:2020年05月29日

記載されている内容は2018年03月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

社会福祉士は、国家資格に合格したソーシャルワークの専門職です。福祉の施策や制度に通じ、豊富な知識や技術を持つ社会福祉士ですが、実際にはどの様な場所で、どの様な仕事をするのでしょうか。社会福祉士の就職について、就職先、収入などをわかりやすくご案内します。

社会福祉士と三大福祉士

社会福祉士におすすめの就職先・就職先はないのか・給料の目安
※画像はイメージです

「社会福祉士」とは社会福祉士国家試験に合格し、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに登録した人のことです。では、社会福祉士の仕事とはどのようなものなのでしょうか。まず、社会福祉の資格についてご案内します。

福祉系の国家資格は三福祉士と呼ばれ3種類あります。一つは「介護福祉士」です。これは「介護」の専門職の資格です。専門知識と技術で、障害者や高齢者などを介護します。

もう一つは「精神保健福祉士」PSW(Psychiatric Social Worker)です。精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの資格で、主に精神障害者(児)の療育、社会参加、社会復帰などを支援します。

そして「社会福祉士」です。福祉ニーズのある人を対象に、相談業務をするソーシャルワークの資格です。社会が複雑化し、そのシステムからこぼれ落ちた人たちを、あらゆる施策、制度についての知識、面談の技術などを駆使して支えます。

社会福祉士の歴史

では、社会福祉士が誕生についてご案内します。社会福祉士CSW(Certified Social Worker)は昭和62年(1987年)5月に、「社会福祉士及び介護福祉士法」によりソーシャルワークの専門家として国家資に位置づけられました。

その背景には、昭和30年代に福祉六法が制定されて以降、昭和40年代には高度成長を追い風に社会保障が充実し、昭和60年代の国際障害者年を機にノーマライゼーションが普及していくなど、社会福祉が重要視されていく中、それらを実践する専門家として、社会福祉士が誕生しました。

平成5年には、職能団体である「公益法人日本社会福祉士会」が、倫理綱領を策定し、社会福祉士の資質と社会的地位の向上をめざし、専門的な技能を研鑽し人々の社会福祉の増進に寄与することを目的にして設立されています。

社会福祉士の資格

福祉系の資格の中では、難度が高いと言われている社会福祉士の資格ですが、「名称独占」の国家資格です。社会福祉士の資格を持っていない人が「社会福祉士」という名称を使用してはいけないのが名称独占です。名称のみを独占しますので、その業務自体は社会福祉士でなければできないわけではありません。

一方、「業務独占」の国家資格とは、医師や看護師、弁護士などがそれにあたり、資格をもっているものしか、その業務ができません。資格を持たないものが、これらの業務をすると法律で罰せられます。

社会福祉士は名称独占の資格ですが、社会福祉の専門職として高いレベルのスキルを持つことを示すもので、最近は社会福祉士の資格を持っていることが採用の条件になる仕事も増えています。

社会福祉士の専門性

社会福祉士におすすめの就職先・就職先はないのか・給料の目安
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われわれ社会福祉士は、すべての人が人間としての尊厳を有し、価値ある存在であり、平等であることを深く認識する。われわれは平和を擁護し、人権と社会正義の原則に則り、サービス利用者本位の質の高い福祉サービスの開発と提供に努めることによって、社会福祉の推進とサービス利用者の自己実現をめざす専門職である。

出典: http://www.jacsw.or.jp/01_csw/05_rinrikoryo/ |

これは社会福祉士の倫理綱領に、前文として記されている社会福祉士の専門性についての記述です。倫理綱領には、その他に、全ての人をかけがえのない存在として尊重することや、社会正義の実現に貢献すること、利用者に対する倫理責任、実践現場、社会、に対しての倫理責任なども明記されています。

また、国際機関、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)による、ソーシャルワークの定義も掲げられています。このように、社会福祉士が専門職として求められる価値、原理について定めています。

社会福祉士の仕事とは何をするのか

社会福祉士は、障害や病気、などの理由で、暮らしの立ち行かなくなった人の相談を受け、安定した暮らしを送れるように支援するのが仕事ですが、具体的には何をするのでしょうか。

社会福祉士の仕事は、さまざまな問題を抱える人の悩みや困りごとの相談を受け、適切な公的制度や民間、地域のサービスと結びつけ、その問題の解決を目指すことです。

相談を受ける分野は「障害者」「児童福祉」「貧困」「母子・寡婦、寡夫」「虐待」「権利擁護」「高齢者」「更生保護」など、全ての福祉分野です。

これらに対応した制度、健康保険、介護保険、障害者自立支援給付、福祉施設の入所、生活保護、成年後見など、オールマイティな知識も必要です。実際は所属する組織の専門性により、扱う分野はある程度決まってきますが、生活上の問題は単体で存在することは稀で、問題を複数抱えている人がほとんどです。

社会福祉士におすすめの就職先

では、実際には社会福祉士には、どのような就職先があるのでしょうか。社会福祉士の資格は名称独占で、社会福祉士でなくてはできない業務は少ないのが現実です。ただ、その専門性は高く評価されていて、福祉業界では、多くの就職先があります。

就職先は主に福祉、医療関連の業界になります。国や地方自治体、民間企業など、幅広い就職先について、具体的にご案内します。

社会福祉士の就職先 公務員

公務員として働く社会福祉士で、まず思いつくのは、福祉事務所や市役所など、自治体にいる職員でしょう。「生活保護課」や「介護保険課」「障害福祉課」など自治体により名称は多少違いますが、福祉関連の部署に地方自治体の職員として勤務しています。

具体的には、窓口に来た人の相談に乗ることが仕事です。そこが「生活保護課」であれば生活貧困、「介護保険課」なら高齢者介護など、配属先の部署で相談内容もある程度決まってきます。

ただ、生活の問題は複雑に絡み合っていることが多く、例えばシングルマザーが子供の預け先がなくて就職できないと相談に来た場合、保育園の申請、貧困への対応など、複数の部署に繋ぐ必要があります。市町村役場には国民の最後のセーフティーネットの役割があります。

窓口になる社会福祉士には、これら個々の問題に、どの分野の支援が必要かの判断ができるように、幅広い専門知識が必要です。

公務員としての就職先 福祉事務所

自治体の福祉職の代表的な仕事をご紹介します。まず、公的な機関で社会福祉士が働く場所として「福祉事務所」があげられます。福祉事務所は都道府県と市と特別区には必ず設置されていますが、町村は設置されていない場合もあります。

都道府県の福祉事務所は、生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦及び寡夫福祉法に関する案件を取扱い、市と特別区の福祉事務所は、これに加えて老人福祉法、身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法に関する案件も取り扱います。

福祉事務所は市町村役場にある、「福祉課」や「保護課」と一体的に運営されているので、役所の職員と何ら変わりはありません。社会福祉士は、就職先の役所の職員として福祉事務所に配置されて、ケースワーカーとして勤務する公務員になります。

公務員としての就職先 高齢者分野

次に、高齢者関係の業務です。市町村により、「高齢福祉課」とか「介護福祉課」など部署の呼び方は違いますが、その部署で相談業務をするのが社会福祉士です。その他に介護保険法により設置されている「地域包括支援センター」もあります。

地域包括支援センターは、総合相談支援業務、権利擁護業務、包括的・継続的ケアマネジ
メント業務、介護予防ケアマネジメント業務が主な仕事で、介護保険関連の業務を行います。社会福祉士の配置が義務付けられていますので、社会福祉士で「なくてはならない」数少ない就職先です。

ただし、地域包括支援センターは、民間に委託されている場合もあり、その場合の就職先は、委託先の事業者で、公務員ではなく民間の社員ということになります。

公務員としての就職先 その他

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