OB訪問のお礼の例文|メール/手紙/電話・お礼での注意点
初回公開日:2017年10月29日
更新日:2020年08月20日
記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
OB訪問のお礼の例文
OB訪問でお世話になった先輩には、すぐにお礼の言葉を伝えることが必要です。忙しい中自分のために時間を割いてくださったことに対し、感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。
なお、メールや手紙はOB訪問後すぐに作成して送るのがマナーです。
メール
メールは何度もやり取りしている場合が多いはずですが、それでも基本のマナーは変わりません。OB訪問のお礼をメールで伝える際には、以下のポイントを押さえて作成します。
1.件名には「用件」「所属名」「名前」を明記する
2.宛名は「会社名」「部署」「名前」を明記する
3.時間を割いてくださったことへのお礼
4.訪問中印象に残ったエピソードを書く
5.今後どうしたいのか伝える
6.お礼の言葉で締めくくる
メールは長文では相手が読む時間がかかってしまいますので、なるべく簡潔に短く作成するのがマナーです。
メールでのお礼の例文
件名:【OB訪問のお礼】○○大学・○○○○
本文:○○株式会社
営業部
○○○○様
お世話になっております。○○大学の○○です。
本日は大変お忙しい中、お時間を頂き誠にありがとうございました。
〇〇様のお話から、貴社への魅力が高まっただけでなく、存じ上げなかった
未来の展望を知ることができ、大変貴重な時間を過ごせました。
さらにパンフレットやホームページからでは得難い、社内の雰囲気を知ること
もできました。
また貴重なアドバイスもありがとうございました。
ぜひ貴社の選考を受けさせて頂きたいと強く思った次第です。
引き続き相談に乗っていただければ幸いです。
お忙しい日々かと思いますが、どうぞお体をご自愛くださいませ。
重ねてになりますが、本日はお時間いただき本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
手紙
OB訪問のお礼に手紙を送ることは、メールよりも丁寧さが伝わります。できるだけ早く伝えるためにも、OB訪問の後すぐに出すのが望ましいのですが、より丁寧にしたいなら、はがきよりも封書で送るのがベターです。
ただし、すぐに準備できないこともありますので、その際にははがきでも構いません。できれば常に封筒や便せんなど、お礼状がすぐ書けるよう準備しておくといいでしょう。
手紙でのお礼の例文
拝啓
○○の候、○○様におかれましては、益々ご活躍のことと存じます。
先日のOB訪問の際には、貴重なお時間を割いて頂きまして本当にありがとうございました。
現場での実際のお話を伺い、自分もこの仕事に関わりたいという強い気持ちを抱きました。
ぜひ今後もご相談をさせて頂きたいと存じます。
この度は、本当にありがとうございました。
末筆ですが、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
敬具
(手紙を書いた日付、もしくは投函する日付を明記する)
電話
お礼をすぐに伝えるなら電話だと確実ですが、相手は社会人ですからかえって迷惑になることもあり得ます。電話でお礼を伝える場合は手短に済ませてメールや手紙で改めてお礼を伝えるようにしましょう。なお、電話をする場合は就業時間後にするのがマナーです。
電話の場合は簡潔に自分の所属や大学名、名前と共にOB訪問のお礼を伝えるようにしましょう。相手が忙しく電話に出られない場合には、何度もかけるのではなくメールや手紙など別の方法に切り替えることも必要です。
ライン
相手からLINEやfacebookを事前に教えてもらっているなら、そちらでOB訪問のお礼を伝えても問題はありません。ただし、あくまでも簡単な連絡手段の一つですから、改めてメールや手紙できちんとお礼を伝えるようにしましょう。
LINEでOB訪問のお礼を伝える場合も、きちんと礼儀を守り、顔文字やスタンプを使用せず簡潔にお礼を伝えます。
OB訪問のお礼で手紙を出すときの注意点
OB訪問のお礼として、手紙を出すことは社会人としてのマナーも見られることになります。以下のことに注意して、お礼状を作成しましょう。
・直筆で書く
見た目がきれいでもパソコンで作成したものでは、気持ちが伝わりません。万年筆やボールペンを使って書きましょう。
・便せんと封筒は白を選ぶ
封筒はA4を四つ折りで入れられるものを選びましょう。便せんは縦書きが基本です。
・手紙は2枚以内におさめる
長すぎても失礼ですが、1枚だけを送るのはマナー違反です。1枚が白紙になっても、2枚で送るようにしましょう。
・宛名はきちんと部署名まで書く
同姓同名の人がいる可能性もあるため、所属部署や役職名まできちんと書くことが必要です。
基本的にはOB訪問した相手の会社に送りますが、OB訪問が禁止されている会社もあります。この場合は、手紙ではなくメールでお礼を伝えるなどして対応しましょう。
OB訪問のお礼での注意点
OB訪問は、多忙な相手に時間を割いてもらって付き合っていただくことからも、しっかりと感謝の気持ちを伝えることが必要です。
ただし、OB訪問の相手は、ある程度時間が自由になる就活生とは違い、多忙な社会人です。お礼を伝える際にも、マナーを守って失礼のないようにしましょう。
お礼を伝えるタイミング・時間帯
メールや電話でお礼を伝える場合、それを送るタイミングや時間帯にも気遣いが必要です。
・メールの場合
OB訪問をした後、就業時間内にお礼のメールを送ります。メールは時間を気にせず送ることができるメリットがありますが、緊急でもない場合、早朝や深夜などに送信するのはマナー違反となります。スマホに転送する設定をしている人もいるためです。メールチェックをする相手のことも考え、始業前かお昼のタイミングで送信しましょう。
・電話の場合
OB訪問をした後、就業時間が終わったタイミングでかけるのがマナーです。ただし多忙な相手によっては、電話をかけることが迷惑になることもあるので注意が必要です。また伝言で伝えるのはマナー違反です。必ず本人にお礼を伝えるようにしましょう。
・手紙の場合
OB訪問をしたその日か、次の日には投函するようにしましょう。手紙の場合はお礼の本文の最後に日付を入れますが、投函する日の日付を書きます。
お礼を伝えるのが遅れた場合
OB訪問をして、すぐにお礼のメールや手紙を送るつもりでいてすぐに遅れなかった場合は、遅れてでもすぐに送るようにしましょう。
「お礼を申し上げるのが遅くなりまして申し訳ございません」とお詫びの言葉を書くだけにして、遅れた理由を書く必要はありません。言い訳を書き連ねると、社会人としても言い訳をする人間だと受け止められてしまいます。お詫びの気持ちをきちんと伝えることが大切です。