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人柄が良いとは・人柄を表す言葉一覧・人柄の良さを感じる瞬間

更新日:2024年03月03日

人柄とは、人の言葉や行動に表れる特徴的な性質のことで、必ずしも知識や教養などに根付くものではありません。人の性質を表す「品性」という言葉がありますが、似たような言葉に「品位」や「品格」がありますが、品性は「位」や「格」とは異なる「徳」という概念が含まれます。

おおらかな人柄

《天真爛漫(てんしんらんまん)》
心根が純真で無邪気で小事に拘りがなく、心の思うままに振る舞うさま。

《明朗闊達(めいろうかったつ)》
生まれながらに性質が朗らかで、小さなことに拘りがなく伸び伸びしたさま。

《豪放磊落(ごうほうらいらく)》
子持ちが大きくさっぱりとしていて、小さなことに拘りがない朗らかなさま。

誠実な人柄

《謹厳実直(きんげんじっちょく)》
気持ちが誠実で慎み深く、穏やかで思いやり情け深いさま。

《温厚篤実(おんこうとくじつ)》
性質が穏やかで人情深く、真面目で誠実なさま。

《品行方正(ひんこうほうせい)》
身持ちが良く行いが正しく、いつも身辺をきちんとしているさま。

気さくな人柄

《春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)》
性格や態度が伸びやかで、春風のように長閑で温和なさま。

《寛仁大度(かんじんたいど)》
心が寛大で度量が大きく、何事にも慈悲深く情けが深いさま。

《滑稽酒脱(こっけいしゅだつ)》
言動が朗らかで面白おかしく、垢抜けしてさっぱりしているさま。

嫌われる人柄

《頑迷固陋(がんめいころう)》
考えが頑固で柔軟性がなく、物の道理が判らないさま。

《軽佻浮薄(けいちょうふはく)》
考えや行動が軽はずみで浅はかで、落ち着きがなく他に流されやすいさま。

《曲学阿世(きょくがくあせい)》
物事の心理をねじ曲げ、権力の力や多数派に迎合する説を唱えて時流に乗るさま。

情けない人柄

《意志薄弱(いしはくじゃく)》
自分の意志が弱く忍耐力に欠け、気持ちが弱く自分の行動を抑制するさま。

《八方美人(はっぽうびじん)》
どこから見ても欠点がないほどの美人と思われるように、誰にでも要領よく振る舞うさま。

《器用貧乏(きようびんぼう)》
様々なことがあまりに器用にでき過ぎるため、一つのことで大成できないさま。

危ない人柄

《人面獣心(じんめんじゅうしん)》
人の顔を持ちながら、人の心を持たない獣のような行いをするさま。

《乱臣賊子(らんしんぞくし)》
主君や親に背き、国を乱したり家庭を乱すさま。

《極悪非道(ごくあくひどう)》
極めて邪(よこしま)な心を持ち、行いが人の道や世の道理に外れているさま。

人柄の良さを感じるのは、どんなとき?

会社組織などで仕事をしている場合は、仕事を通して「人柄が良い」と感じる場面はそう多くはありません。つまり、組織には上下関係や利害関係があるため、いくら仲間内といえども仕事中は「鎧甲を纏って」いなければなりません。

そのため、職場の先輩や上司に対して「人柄が良い」と感じることは、現実的にそう多くはありません。稀に「人柄が良い」と感じる先輩や上司がいる場合は、心底仕事に対する姿勢や考え方に共感を覚え、信頼感や尊敬の念を抱いているケースに限られるのではないでしょうか。

ビジネスマンが先輩や上司に対し「人柄が良い」と感じる瞬間は、一体どの様なケースがあるのでしょうか。

(1)沈着冷静な態度
職場で予期せぬトラブルが起こった場合、トップが終始沈着冷静な態度を貫き通すことが何より大事です。傍で見ている者は姿を見た時、甚く安心感を覚え思わず尊敬の念が湧いてきるものです。できない上司に限って、慌てふためき支離滅裂な行動を取り、却って混乱を生じさせる場合が多いものです。

(2)客観的で合理的な判断
仕事を進める上で大事なことは、常に目的と手段が明確になっていることです。時として、上司が功を焦って手段を目的にすり替えてしまい、惨憺たる結果を招いて部下に責任転嫁する場合があります。

(3)決断と実行力
組織の課題解決に当たってよく見る光景は、結論の出ない「小田原評定」です。組織が長年抱えていた難問解決に当たっては、トップのブレークスルーの発想に基づいた力強い実行力です。そのようなトップの姿を見ると、部下から思いも掛けないアイディアが続々と出てきます。

人柄の良い人の特徴や性格とは?

周囲の誰からも慕われることは、そう簡単なことではありませ。仮に、人柄が良いと思って欲しいと考えている人がいるとすれば、その人の行動は傍目に大変不自然に見えてしまい、却って周囲から不信感を持たれてしまうのではないでしょうか。恐らく、歩く姿が「右足と右手が同調している」ように映ってのではないでしょうか。

普通の人は必ず「馬が合う人と合わない人」や「好きな人と嫌いな人」がいます。往々にして、馬が合う人や好きな人は「良いところ」が見えるし、馬が合わない人や嫌いな人は「悪いところが」が見えてしまうものです。人柄が良い人の特徴や性格とは、一体どんなものなのでしょうか。

(1)笑顔を絶やさない人
笑顔というものは、悲しいときや苦しいときでも人を幸せな気分に戻してくれます。人柄の良い人の笑顔に接すると、不安を吹き飛ばし希望や解決する道筋が見えてきます。

(2)公正無私な人
悲しいかな人は「弱い人には強く」なり、「強い人には弱く」なってしまいます。人柄の良い人は、相手によって態度を変えないものです。これは決して知識や教養では補えるものではなく、人柄の良い人が持って生まれた素晴らしい性格の一つと言えます。

(3)相手の立場をわきまえられる人
他人にお願い事をするとき、普通の人はついつい自分の都合ばかり優先し、強要することが多いものです。人柄の良い人は、よほどのことが無い限り快く応えてくれますが、普通の人は概ね嫌な顔をしながら断る理由を色々と述べるところが、人柄の良い人との大きな違いです。

人柄を磨く

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初回公開日:2017年10月08日

記載されている内容は2017年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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