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意味記憶とは?具体例・エピソード記憶の違い・心理学における意味

更新日:2024年01月01日

皆さんは「意味記憶」についてご存知ですか?自分を分析し努力重ねれば、もしかすると天才と呼ばれる程の記憶力を、手に出来るかもしれません。今回は「意味記憶」についてご紹介します。

意味記憶とは?

意味記憶とは心理学用語にして長期記憶の宣言的記憶の一種であり、一般的知識(法律や言語など)について覚えていることを意味記憶といいます。反対に個人的な経験からくる記憶をエピソード記憶といいます。

意味記憶は誰しもが備えた記憶方法であり、小学校低学年まではこの意味記憶が物を覚えるために大きな役割を果たしますが、反対に中学生からはエピソード記憶が優先されるようになるようです。無論、成長した後でも意味記憶を優先できる人もいます。

心理学における意味記憶

そもそも心理学においては人間が記憶できる時間を三つに分けており、感覚記憶、短期記憶、そして長期記憶です。感覚記憶は本の一瞬だけ覚えていられる記憶のことです。短期記憶は前述した感覚記憶程ではないにしろ、記憶していられる時間が短くもって数十秒程度でしょう。

そして短期記憶で得た記憶の一部を固定化できたものが長期記憶になります。その一部である意味記憶は1966年に心理学者であるキリアンがその概念を提唱して、1972年にE・ダルヴィングが意味記憶とエピソード記憶の二つの記憶の部類を発表し、世間に広まりました。

そもそも長期記憶とは?

長期記憶とは言葉通り長い間、脳の記憶にとどめておける記憶構造のことをいいます。英単語や数式なども長期記憶にすることが出来れば半永久的に覚えていられるでしょう。長期記憶は陳述記憶は非陳述記憶に部類わけされ、さらに長期記憶を近時記憶と遠隔記憶に区部される場合もあります。

陳述記憶について

別名、宣言的記憶と呼ばれます。自身の記憶を言葉で他人に説明できる記憶のことを指し示します。宣言的記憶には二つの部類が存在し、エピソード記憶と上記で述べた意味記憶がこれに部類わけされます。

非陳述記憶について

別名、非宣言的記憶とも呼ばれます。非陳述記憶は言葉で表現できない記憶のことを指し、主に体を使って覚えたことなどはこちらに保管されます。手続き記憶などはこちらに部類わけされます。

手続き記憶

意識せずともとりだすことが出来る記憶で、いつのまにか体が覚えている記憶のことを指し示します。場所によっては連合記憶や技能記憶と呼ばれることもあります。

陳述記憶の活用方法

陳述記憶であるエピソード記憶と意味記憶の生かし方について説明します。陳述記憶には一つのことに繰り返し接したり世に出回っている記憶術などが効果的で、何度も復讐することがこの陳述記憶を活かす鍵になりますが、この二つの記憶には人によって得意、不得意が存在するため、自分がまずどちらの記憶の仕方に強いか分析しましょう。

記憶術

記憶術とは古代ギリシャの詩人シモニデスにより発明され、以降様々な発展を遂げました。近年でも色々な記憶方法が発見されていますが、この記憶術はいかに効率よく長期記憶にしていくかが肝になります。特に試験や受験のために出来るだけ勉強したことを長期記憶として頭に叩き込まなければならない学生の方々にうってつけの方法です。

意味記憶に強い方

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初回公開日:2017年07月28日

記載されている内容は2017年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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