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「ポスト」の意味と使い方・語源・|IT/政治/音楽/会社

更新日:2023年12月18日

「ポスト」という言葉を見聞きした時、あなたは何を思い浮かべますか?赤色の郵便差出箱でしょうか。それとも、家にある郵便受けでしょうか。もしくは、「◯◯ポスト」といった使い方かもしれません。「ポスト」にはそれら以外にも意味があり、用語としても広く用いられています。

ビジネスシーンで使う「ポスト」とは?

会社およびビジネス(仕事)のシーンでは、「ポストがいない」といった使い方をされることが多いです。「ポストがいない」の形で使用した場合は、「ポスト」の部分を「後に継ぐ人」や「〜の地位につける人」の意味として使用します。つまり、「ポストがいない」=「後に継ぐ人がいない」あるいは「〜の地位につける人がいない」の意味になるということです。

歯科で言う「ポスト」が持つ意味は?

歯科では、「ファイバーポスト」という形で「ポスト」の語が使用されています。「ファイバー」は「繊維」を意味しますが、「ポスト」は「柱」の意味から「芯棒」を表す言葉として使用されています。したがって、歯科における「ファイバーポスト」というのは、「ファイバー」で作った「ポスト(芯棒)」のことを意味します。

この「ファイバーポスト」は、差し歯の治療を行う際に使う「クラウン(被せ物)」をかぶせる時に、「コア(土台・支台歯)」の強度を高めるために使う「グラスファイバー」の「芯棒」になります。

建築で例えるならば、強度向上のためにコンクリートの中に鉄骨を入れることと同じで、建築における鉄骨の役割(歯科においてはグラスファイバーを支える柱の役割)を担うのが「芯棒(ファイバーポスト)」です。

サッカーにおける「ポスト」の意味とは?

サッカーでは、「ポストプレー」や「ポストプレーヤー」といった形で用いられています。「ポストプレー」から説明していきますが、「ポストプレー」はサッカーにおける「攻撃方法」の1つで、前線にいる選手に縦パスを入れて、そこから再び攻撃を組み立てる戦術を「ポストプレー」と言います。

このプレーをすることでバイタルエリアに攻撃起点を作ることができ、後方の味方選手にシュートを打たせることもできたり、溜めを作れば上がってくる味方からサイド展開することも可能など、攻撃方法の幅が広がります。 場合によっては、「ポストプレーヤー(ポストプレーを行う選手)」がそのままシュートすることもできます。

音楽ジャンルで使う「ポスト」って?

音楽では、「ポストロック(Post-rock)」という形で「ポスト」の語が使われています。

ポストロックとは?

「ポストロック」は、1980年代後期~1990年代初期にアメリカ・イギリス・カナダで誕生したと考えられるロックジャンルの1つで、使用される楽器はギター・ベース・ドラム・ヴァイオリン・チェロ・木管楽器・鍵盤楽器など多様です。

また、ボーカルおよび歌詞を含む演奏は多いとは言えず、ボーカルを含むとしても、多くその声は楽器の一部のような感覚で扱われます。従来のロックと比べて、リズム・コード進行・和音・音色などに従来には無い特徴があります。

時代と共に感じが変化したジャンル

「ポストロック」はもともと、「Stereolab(ステレオラブ)」「Laika(ライカ)」「Moonshake(ムーンシェーク)」「Disco Inferno(ディスコ・インフェルノ)」などの音楽を指していましたが、後に「Jaz(ジャス)」や「Krautrock(クラウト・ロック)」、「Electronica(エレクトロニカ)」に近い雰囲気を持つようになりました。

現代に近くなるにつれて他のジャンルも取り入れられていきましたが、ジャンルを取り入れ過ぎだという批判をされ、名称に関して良くない評価を付けられた時代もありますが、「ポストロック」ジャンルにおけるバンドが各自個性を持って登場したことから、「ポストロック」ジャンルに再び注目され始めました。

以後、「Classic(クラシック)」「Hard Core(ハード・コア)」「Metac(メタル)」など更に多くのジャンルと融合されています。

音楽ジャンルとしての特徴

「ポストロック」は時代によって、いろんなジャンルが取り入れられているため、同じ「ポストロック」のジャンルと言っても、個々で大きな違いが見られることが多いとされています。

取り入れられたジャンルは歴史を辿るととてもたくさんありますが、現代においては「ジャス」「クラシック」「実験音楽」「エレクトロニカ」「タブ」「レイブ」「レゲエ」「ヒップホップ」「ポリリズム」「エモ」「ハード・コア」「フュージョン」「マスロック」「プログレッシブブロック」「クラブミュージック」などが、全体的・部分的に取り入れてられています。

「Electronica(エレクトロニカ)」要素が含まれている印象が強く、実際にそういったバンドが多いとされます。「ポストロック」の進化は、日本も含めて、各国・各自・各バンドで独自の発展を遂げていると言われています。

メタルとの融合は好調

「Heavy Metal(ヘヴィメタル)」や「Heavy Rock(ヘヴィロック)」では、ヘヴィな中に「ポストロック」的な要素を取り入れるバンドが登場し、それから時代を少し経て「メタル」と「ポストロック」を融合した「ポストロック」が誕生しました。

「Metal(メタル)」ジャンルでは「Sludge Metal(スラッジメタル)」が発展して「ポストロック」を取り込み、完全融合に成功した人たちもいます。また、「Black Metal(ブラックメタル)」を主体とした「ポストロック」融合もあります。

ポストロックまたは要素を含む日本の音楽家

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初回公開日:2018年01月05日

記載されている内容は2018年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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