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「ゼノ」の意味と使い方・語源|ドラゴンボール/ラテン語

更新日:2024年04月19日

近年いろいろな作品において「ゼノ」を用いたタイトルや、キャラクター名が見受けられます。では「ゼノ」とはいったい何なのか、そして「ゼノ」の意味するものと使い方は何なのかを探りつつ、エンターテイメント作品などを例に挙げ各視点からご紹介いたします。

「ゼノ」の意味と使い方

「ゼノ」という言語は、本来の世界とは異なる世界から来た者という意味あいが強く、近年の日本での使われ方としては異世界の者といったニュアンスで「ゼノ」について正確に表記されることは少なく、その曖昧さも本来の世界ではないことを表すものだと考えられます。

そのため、この「ゼノ」が用いられる意味として、ある作品の物語とは違う時系列や設定で展開されるパラレルワールドのような世界として、ゲームなどでは既製の作品のタイトルに「ゼノ」が使われることがあります。

外から来た人

異世界から来たということは、単純にいえば外の世界から来た人ということになります。本来の世界の者、あるいは外から来た者、双方にとってもあまり良い意味での事態ではなく、侵入者や侵略といった意味も含まれることもあります。解りやすい「ゼノ」の表現の一つとして、タイムスリップのような現象である世界紛れ込んだ人物ともいえます。

現実世界の「ゼノ」の意味

現実には戦争に代表されるように侵略してきた者であったり、国は関係なく外部から介入してきたりする者も「ゼノ」を表す意味として成り立ちます。

「ゼノ」の意味の語源

近年では異世界から来た者や未知なる生物といった意味が強く含まれる「ゼノ」の表現ですが、その語源はラテン語・ギリシャ語・英語の「外から来た者」だとか「異種」というところから由来しています。古代ローマやギリシャの征服や侵略という時代背景が「ゼノ」の語源だといえます。

xeno

「ゼノ」のスペルはxenoとなり、訳すと、知らない人・他人・歓待しない人、という意味で、飲食店などでは異物混入といった事態でも、混入してしまった物を「ゼノ」と表現することもあります。どちらにしても「やって来た客」ではあるにせよ、想定していなかった客、歓迎できない客であるといえます。

ラテン語

ラテン語は古代ローマで使われていた言語で、古い歴史を持ちます。ラテン語では「クセノ」と発音し、ギリシャ語の「外来の者」を表す言語から由来しているといわれています。

古代ラテン語を直訳すると、異端・異質・異種となります。

英語

日本語としての「ゼノ」は英語の「xeno-ゼノ」からきています。意味もやはり異種や異端ということになり、古代ギリシャから古代ローマそして、ヨーロッパをはじめ世界中にxenoを意味する言語が広がっていったのが「ゼノ」の語源だと考えられます。

ドラゴンボールの「ゼノ」の意味

鳥山明氏原作の超ヒット作品「ドラゴンボール」においても、この「ゼノ」の世界観がゲームの「ドラゴンボールゼノバース」や「ドラゴンボールヒーローズ」によって描かれています。

ゼノバースやヒーローズのストーリーの時系列は「ドラゴンボール」から波及した映画などの作品と同じく、本来のストーリー軸から考えると矛盾があり、異世界の物語「ゼノ」の世界として描かれているのでしょう。

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初回公開日:2018年02月04日

記載されている内容は2018年02月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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