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「併せて」の意味とは?使い方や似た意味を持つ言葉との違いも解説

更新日:2024年03月15日

「併せて」の意味や使い方はご存知でしょうか。本記事では、「併せて」の意味に加え、「併せて」を使ったフレーズなど例文を用いて紹介しています。ビジネスシーンでよく使われる言葉なので、正しく使い方を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

「合」は「合計する」や「一致させる」という意味を持っています。

なので、「合わせて」は「複数あるものを1つにする」または、「基準となるものに何かを一致させる」ときに使います。

例えば、「上着とズボンは合わせて1万円だった」「予定を合わせる」「力を合わせる」などがあります。

同時に行うことは「併せて」で、1つにまとめるのは「合わせて」と覚えると良いでしょう。意味によって使う漢字が変わるので、漢字の意味を知ることでどちらを使えば良いのか悩むことが減ります。

また、どちらを使うのか迷った場合に「あわせて」とひらがな表記にしても間違いではありません。

「重ねて」との違い

「重ねて」は「かさねて」と読みます。意味は「同じことを繰り返すさま」です。

「重ねてお願い」と「併せてお願い」では、同じお願いでも内容が違ってきます。

「併せてお願い」は、すでにお願いしたことに加えて別のお願いをするときに使いますが、「重ねてお願い」の場合は、すでにお願いしたことをもう一度お願いするときに使います。

なので、「重ねてお願い」を使う場面としては念を押したいときになるでしょう。

「併せて」の言い換え表現

「併せて」の言い換え表現にはどんなものがあるのでしょうか。

ここでは、「併せて」の言い換え表現について3つ紹介していきます。

「それとともに」

「それとともに」は「その物事と同時に、別のことが起こるさま」という意味になります。

例えば、「お店をリニューアルしました。それとともにお店の売上が伸び始めました。」というのは「お店をリニューアルしたと同時に、売上が伸び始めた」ことを意味します。

ここで注意しておきたいのですが、「共に」と漢字で書いてしまうと「一緒に」という意味になってしまいます。なので、「同時に」の意味で使う場合はひらがな表記の「ともに」と表現しましょう。

「傍ら」

「傍ら」は「かたわら」と読みます。

「傍ら」の意味は「ある物事を行いながら」「ある物事をする一方で」「合間に」です。

例えば、「彼女は仕事の傍ら、子育てをしています」というのは「仕事をしている一方で、子育てをしている」ことを意味します。

「物事をする一方」の言い方を変えると「〜と平行して」となるので、2つ以上のことを同時にする場合などに使います。

「傍ら」には「人や物事のそば」「近くに」という意味もあります。例えば、「私の傍らで犬が寝ている」などのように使うことができます。

「ついでに」

「ついでに」は「ある物事を行う際に、併せてほかのことができる良い機会」を意味します。

例えば、「犬の散歩に行くついでに、ポストにはがきを出そう」というのは「犬の散歩に行くときに、ポストにも寄ろう」という意味になります。

「良い機会だから、ほかのことも済ませよう」という意味合いがあり、並行して物事ができるときに使います。

「ついでに」は「序でに」と漢字で表すこともできます。

「併せて」の英語表現

「併せて」を英語で表現する場合には、「at the same time」「together」「and」などが使われます。

例文

  • I finished making all the documents.Please confirm the attached document at the same time.(全ての資料を作成し終えました。添付資料も併せてご確認ください。)

「併せて」の意味を理解して適切に使おう

本記事では、「併せて」の意味や使い方などを紹介してきました。

ビジネスシーンにおいて、物事を並行して進めていく場面は多いでしょう。そんなときに「併せて」を使うことで、相手にわかりやすく要件を伝えることができます。

ぜひ本記事を参考にして、「併せて」を活用していきましょう。

初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2022年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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