棚卸表の書き方・作り方・アプリ・保存期間|手書き
初回公開日:2018年10月23日
更新日:2020年10月02日
記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
棚卸表を書くのに迷った時にはどうすればいいのか
やはり社会人として働いていると、敬語などのビジネススキルも必要ですが、棚卸表のような表作成もまた必要なスキルになってきています。
実際お店を閉めた後や棚変えなどした時に棚卸表の記入は欠かせません。ですが、やはりそのややこしさに悩んだ人は多いのではないでしょうか。
なので今回は棚卸表の基本的な書き方や作り方、棚卸表を作る上でなアプリなども紹介していきます。
棚卸表の手書きでの書き方
今ではエクセルやソフトで棚卸表は作成できますが、個人で店を出していたり、急に不都合が生じた時は手書きで書かなければなりません。
ではエクセルなどを使わずに、棚卸表をどう書けばいいのか、その書き方を紹介します。
仕入れたものと残高を書いておけばOK!
棚卸表を手書きで書くには、大体の人がネットなどからテンプレートを印刷して使っています。
ですが棚卸表を手書きで書く時に大事なのは、仕入れた物の名前と金額、そして在庫の確認をした後に残った在庫の金額を計算して記入するだけです。
一見難しいように見えますが、商品名と数量、数量でかかった金額をまず書きましょう。その後に在庫金額、期末棚卸残高、売り上げの原価を足せば、それで棚卸表は完成です。
やはり会社が知りたいのは商品の名前、在庫金額、期末棚卸残高です。そこから売り上げの原価を記入すれば、大体いくらの出費と在庫があるか確認できるので、手書きの場合はこれで構いません。
棚卸表を作る時に便利なアプリ
棚卸表を作る時はエクセルを使う人が多いです。しかしエクセルを使うよりも「これを使った方が明らかに効率がいいよ」と評判のアプリもあります。
一般企業などで使うアプリから、個人経営の人にアプリと分けて紹介しますので、参考にしてみましょう。
棚卸表の面倒な集計全てはこれ1つで解決!
棚卸表を作成する上で、商品の単価入力は欠かせません。他にも全ての合計金額を出した後に帳簿と照らし合わせる事も時には必要です。
そんな時に便利なアプリ・ソフトは「棚卸管理システム」と言うソフトです。
このソフトは品名を入力し、品名コードだけで棚卸入力が行えます。それだけでなく、消費税の計算もできるため、税込単価の計算もできる優れ物です。
何より棚卸表ができあがった後に、帳簿との照らし合わせが簡単にできるので、面倒な手間がかかりません。
棚卸表をすぐに作れる!優れものソフト
エクセルで棚卸表を作成するとなると、セルだけではなく関数の使い方も必要になってきます。中にはその関数の使い方が分からずに、苦労する人も少なくはありません。
そんな人にしたいのは、「らくらく棚卸」と言うソフトです。
商品の単価入力を簡単かつ一気に行えて、エクセルのようにややこしい操作など一切不要です。なので商品情報さえ分かっていれば、簡単に帳簿と照らし合わせる事もできます。
何よりエクセルからインポートする事もできるので、これ1つあれば棚卸表の面倒な作業は大分省けます。
棚卸表の保存期間の目安とは?
では、棚卸表とは一体いつまで保存しておけばいいのかと言うと、保存期間は基本7年とされています。
これは国税庁で定められている規則であって、棚卸表などの帳簿書類は、その事業年度の電子記録をその事業年度の確定申告書を提出した翌日から7年間の保存が定められています。
また例外として平成30年4月1日以後に開始する欠損金が生じる場合は、帳簿書類の保存期間が10年に伸びる時もあるので、これも併せて覚えておきましょう。
棚卸表を作る上でもっとも効率の良い方法とは?
よく棚卸表を作る時は、商品名や在庫などを確認するために帳簿は必ず必要となってきます。ですがその帳簿と照らし合わせて、棚卸表を作るのはあまり効率が良いとは言えません。
ではどうすればもっと効率に質の良い棚卸表が作れるのか、そのコツは複数で作る事です。
棚卸表を作る上でもっとも困る問題が、在庫数の間違いをそれに気付かない事と棚卸表を作った人にしか内容が分からないと言う問題です。
なので一人がエクセルなどで商品名やコードや在庫数を入力し、もう一人が実際に現場で確認したりする事でいくらか改善はされます。
他にも棚卸表を作る経過で帳簿と計算が合っているか確認する事を受け持つ人もいれば、さらに内容はよくなるでしょう。
一挙公開!業種別棚卸表の作り方
一口に棚卸表を作ると言っても、棚卸表とは業種別によって作り方が違います。しかし一体どう違うのかについては、実際に作成してみなければ分かりません。
なので今回は業種別に棚卸表とはどう作るのか業種別に紹介します。
飲食店は原価の細かい記入がコツ
飲食店で棚卸表を作るとなると、使う食材の数を数えるだけで相当の数になります。そこで一番気をつけたいのは原価の記入です。ここでミスをすると一気に計算は狂ってしまいます。
他にも飲食店の棚卸表を作る上で重要になるのは、食材の仕込みが終わった後の食材の評価です。
飲食店の場合の棚卸表で知っておきたいのは売上総額と原価率ですから、普通の棚卸表と違って原価率の計算もしなければなりません。
この原価率が違ってくると店の利益にも関わってきますので、以下の計算方法で原価率をしっかりと覚えておきましょう。
原価率の割り出し方 |
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(期首棚卸高 + 当月仕入高 − 期末棚卸高)÷ 当月売上高 × 100 |