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おやすみなさいを敬語で伝える方法・上司にメールで送る場合の文例は?

更新日:2024年02月25日

「おやすみなさい」には敬語がありません。仕事で使える表現は「おやすみなさい」の代わりに「お先に失礼します」がベター。仕事で敬語を使うときに、うろ覚えのありそうな「なんとなく敬語」は、使ってはいけません。ただ実際に寝る直前であれば「おやすみなさい」も大丈夫です。

「おやすみなさいませ」は間違い!?

しばしば「おやすみ」と目上の人からいわれて「おやすみなさい」とか「おやすみなさいませ」と言ってしまうことがあるかもしれません。ですが、これは本当はよくありません。自分の上司であれば笑って許してくれるかもしれませんが、取引先や外部の方には使わないように心がけましょう。しかし、本当に就寝する前であればいう事ができます。たとえば同じホテルに泊まっていて、それぞれ寝る前にばったり自販機の前で会ってしまったといった場合であれば「おやすみなさい」は使えます。

でも、繰り返し述べるように文章表現では「おやすみなさい」は使えません。男性の方に非常に多いのですが「おやすみなさいませ」もとてもよくありません。なぜなら、「~ませ」はもともとは女性の表現で、男性は使うべきではありません。一般的な作法としては男性は男性の敬語、女性は女性の敬語で書くべきですが、ビジネスで使う言葉はなるべく中性的で中立的な表現であることが望ましいのです。

じゃあ、どういう時なら「おやすみなさい」って使えるの?

では「おやすみなさい」はどのような時であれば使えるのでしょうか。
ビジネスシーンなどで上司に使うときには、上司がそのまま就寝する時には使えます。つまり「お疲れ様でした」や「お先に失礼します」の代わりではなく、本当に寝るときには使えるということです。

また、自分が本当に寝るときにも「おやすみなさい」は使える表現になります。相手が「おやすみ」と言ったのに対して「おやすみなさい」と応じるのは失礼にあたるのですが、自分から「お先に失礼します。おやすみなさい」と述べる場合には問題ありません。先に失礼して寝るということを述べているからです。

良い表現が思い浮かばない時は、冒頭に謝辞をつけよう。

ですが、敬語表現にとらわれるあまりに、伝えたいことが伝えられないというのも本末転倒です。

敬語表現が思いつかない場合には「失礼な言い方ではございますが」などとあらかじめ言ってしまうのもよいでしょう。敬語を使えば何でも良いというわけではありませんし、間違った敬語を使ってしまうと気を悪くする人もすくなくありません。

親しい人には「おやすみなさいませ」も敬語として使って大丈夫!

また、親しい友人や年齢が近い先輩などには、「おやすみなさいませ」と使っても大丈夫です。

おやすみなさいの伝え方は難しい!

もし、うまく「おやすみなさい」と伝えるのが難しい場合には、メールの返信を遅らせて「おはようございます」と始めたり、少しあいまいに「明日起きたときに御願いいたします」などと述べるのも良いでしょう。

何となく敬語から卒業しよう

「おやすみなさい」を敬語だと思う風潮はメール文化の発展とともに広まったそうです。昔の手紙などはその場で即座に連絡をつけられることはなかったので、相手が寝るかどうかわからない状態の時に「おやすみなさい」ということがなかったのですね。

ですから、「おやすみなさい」に完全に対応するきれいな敬語はありませんが本当の正解です。

相手も、まだこれから仕事があるかもしれません。状況をみながら言葉を使い分けていくべきです。
ですので、社会人のビジネスマナーとしては、「おやすみなさい」と言われても「お先に失礼します」というように心がけましょう。

敬語は最初は難しく、また煩わしく感じるかもしれませんが、きれいな表現ができる人は信頼を勝ち取ることができるでしょう。ちょっとした一工夫で上手な表現を身につけましょう。

初回公開日:2017年07月23日

記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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