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高揚感とはどんな言葉?意味や詳しい使い方・例文も併せて紹介

更新日:2024年03月14日

高揚感という言葉の意味や正しい使い方をご存じでしょうか。本記事では、意味・使い方に加え類語表現や誤解を招く注意点、英語訳について詳しくご紹介します。高揚感の使い方に迷った方や正しく理解したい方は是非この記事を参考にしてください。

自分でも気持ちの高まりが自覚できるとき「高揚感を感じている」状態だといえます。

ただし「〇〇感を感じる」は誤った表現ではないものの「頭痛が痛い」「友達たち」と同様の二重表現のように見えてしまい、人によっては違和感を抱きかねません。高揚感の自覚を表現するときは次の「覚える」を用い、「感じる」は例文のように倒置的に使用するのが無難です。

例文

  • 新しく買った時計が目に入るたびに感じる高揚感。

高揚感を覚える

「感じる」と同様に、高まった感情や感覚を自覚した状態を表すときに使えるのが「覚える」です。自分の気持ちがたかぶっているのを客観的に捉えられているということになるので、今まさに感じているというときにはあまり用いません。

自分にとって気持ちが明るくなるものや興奮することを想像してみてください。それらを他の誰かに説明するとき、「私は〇〇で高揚感を覚える」という表現がぴったりです。

例文

  • 私が高揚感を覚えるのは、ミステリー小説を読み進めてクライマックスが近づいてきたときだ。

高揚感を得る

「得る」は「手に入れる」という意味です。「高まる」や「覚える」などが受動的な動詞であるのに対し手に入れるというときは能動的であり、「高揚感を得る」を使うと自ら気持ちが高まるような行動をとるというニュアンスが出ます。

落ち込んだとき、気分を上げるために音楽を聞いたりショッピングをしたりすることがあるでしょう。そのおかげで気持ちが高まったとき「高揚感を得た」と言えます。

例文

  • 良質なステレオでオーケストラのサウンドを聴き高揚感を得る。

高揚感に浸る

「浸る」とは水につかっている状態から想像できるように、ある感情や感覚に入りこんでしまうことを意味します。前述の慣例表現と比べると、高揚感のある状態が持続していてそれを味わっているというようなニュアンスが出ます。

「〇〇に浸る」という言い回しは否定的にも使い、必要以上に長くその状態に入りきっていることを表現できますが、使用するときは相手に誤解を与えないように注意しましょう。

例文

  • ライブから帰った後も冷めやらぬ高揚感に浸る。

高揚感の類義語と言い換え

高揚感の使い方について紹介しましたが、類義語や言い換え表現も知っておくと表現の幅が広がるでしょう。

高揚感の意味にもあるように「興奮」は同様の意味で用いることができます。興奮の度合いが高くなると「熱狂」という表現がぴったりです。高揚感を用いるとやや堅い表現になりますので、これらの言葉の方が気軽に使えます。

また、より砕けて口語的に表現すると「テンションが高まる」となります。場面に応じて使い分けができるとよいでしょう。

昂揚感

「昂揚感(こうようかん)」という言葉がありますが、これは高揚感と表記が異なるだけで意味は同じです。本来は昂揚感が正しい表記であり、「昂」という字に「感情の高まり」という意味がありましたが、常用漢字でないために「高」に置き換えられました。

高揚感と同様の使い方ができるので、前述の動詞との組み合わせはすべて「昂揚感」に置き換えることができます。

高揚感を使う時の注意点

「高揚感」とは気持ちがたかぶりポジティブな状態を表していると紹介しましたが、使用する際には気をつけるべき点もあります。

文章表現において高揚感という単語が使えると知識や教養をアピールできて好印象になりますが、一歩間違えると相手に誤解を与えることもあるので、正しい使い方ができるよう下記を参考にしてください。

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初回公開日:2022年11月07日

記載されている内容は2022年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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