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「喫緊」の意味と使い方・読み方・例文・語源・類語・反対語

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2020年08月20日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「喫緊」という言葉をご存じでしょうか。日常生活からかけ離れたお堅い言葉ですが、たまに大きな会議などで使われたりするので油断できません。ここでは「喫緊」の読み方から使い方はもちろん、「喫緊」の類語や反対語などをご紹介いたします。

意味も使い方も分かりにくい「喫緊」

「喫緊」という言葉をご存じでしょうか。「喫緊」はとてもお堅い言葉で「聞いたこともなければ読み方も分からない」という人も多いビジネス用語です。普段の同僚との会話ではほとんど使われません。ところが、この「喫緊」は、たまにですが大きな会議で使われたりします。

困ったことに「喫緊」が使われるシーンというのは、たいてい緊迫したシーンです。例えば大きな会議に出席していて、ただでさえ緊張しているのに突然「喫緊の〇〇」と言われても、「喫緊」という漢字からは意味も使い方も想像しにくいので注意が必要です。

「喫緊」の読み方

「喫緊」は「きっきん」と読みます。

「喫」という漢字には「食べる」とか「飲む」とか「口から何かをおなかに入れる」という意味があります。「喫」を使った言葉には、喫茶とか喫煙などがありますが、そう言われてみれば喫茶も喫煙も何かを取り入れる行為です。

そして「緊」という漢字には「さしせまる」とか「厳しい」とか「きつくしまっている」といった意味があって、「緊」を使った言葉には、緊張とか緊急とか緊縮などがあります。

「喫」と「緊」で「喫緊」は、いったいどんな意味がある言葉なのでしょうか。

「喫緊」の意味

「喫緊」とは「さしせまって大事なこと」です。またはそのような状態をあらわす言葉です。「さしせまって大事なこと」なので急いで何とかしなければいけません。

「緊」にはさしせまるという意味があって、「喫」には何かを取り入れるという意味があるので、「喫緊」が「さしせまっていて何とかしなければいけない」状況で使われる言葉というのも何となく納得できます。

そういえば会議や記者会見で「喫緊の課題が〇〇」という言葉を聞いたことがあるような、ないような、「喫緊」はそんななじみの薄い言葉です。

「喫緊」の語源や由来

詳しい語源は明らかにされていないのですが「喫緊」は中国由来の言葉とされています。

「喫」には「食べる」という意味がありますが、人間が生きていくために食べるということはとても大切なことです。そのような意味で重要だということをあらわすために「喫」という字が使われることもあると言われています。

「喫緊」にも「喫」という字が使われています。一説によると、「さしせまる」という意味の「緊」に「喫」をつけているのは、そのさしせまったことが「重要」だということを強調するためだとも言われています。

「喫緊」はどんなときに使われるのか

では具体的に、「喫緊」がどんなときに使われるのか考えてみましょう。

「喫緊」の意味は「さしせまっていて大事なこと」です。会社で仕事をしていて「これ急いで仕上げて」とか「なるべく早く仕上げて」と言われることはよくあります。じゃあ「喫緊で」と言われることもよくあるのかと考えてみると、どうでしょうか。

「喫緊」は日常のビジネスシーンではほとんど耳にすることはない言葉です。「喫緊」はかなりお堅いシーンで使われます。

・公的文書で使う
・何かの記者会見で使う
・重要な役職の人が会議で使う

など、普段の会話で使われることはあまりありません。

「喫緊」を使った例文

それではそのような、あまり使わない言葉は無視していいのかというと、そうもいかないのがやっかいなところです。「喫緊」は普段の同僚との会話ではまず使われないでしょうが、大きな会議では使われることもあります。

ビジネスパーソンは日々いろんな会議やミーティングに参加します。役職が上がれば上がるほどその数は増えていきます。

使い慣れない言葉なのに、いきなり喫緊がどうのこうのと言われても対応に困ります。そんなときでも例文をいくつか知っているとサラッと対応できます。めったに聞かない言葉ではありますが覚えておいて損はありません。

「喫緊」を使った例文にはどんなものがあるのか見てみましょう。

喫緊の問題

「喫緊」と聞いてまず想像するのは「問題」という単語です。

「喫緊」には「さしせまっていて大事なこと」という意味がありますので、何かしらの問題があるシチュエーションで使われることが多いです。「喫緊の問題」というと意味としては「さしせまっている重要な問題」といった意味になります。

・これは喫緊の問題です
・この件については、喫緊の問題として今日の会議で取り上げます
・環境面への取り組みは喫緊の問題です
・人材不足は喫緊の問題です
・建物の老朽化は喫緊の問題です

「問題」に「喫緊」をつけると、問題は問題でも、今すぐ何とかしなければいけないのだと思ってくれます。

喫緊の課題

「喫緊」の意味と使い方・読み方・例文・語源・類語・反対語
※画像はイメージです

「喫緊の課題」もよくある例文です。意味としては「急いで何とかしなければいけない重要な課題」ということになります。

・〇〇駅において駐輪場の設置は、喫緊の課題である
・〇〇村における空き家対策は、喫緊の課題である
・昨夜の台風被害から考えて、ライフラインの復旧は喫緊の課題である
・A社との買収交渉は喫緊の課題である
・新技術の導入は喫緊の課題である

といった使い方をします。「課題」という言葉をつけると改まった感じがしますので、いかにも会議や議会で使われそうな文になります。

喫緊の対応

「喫緊」は何らかの対応をしなければいけない状況で使われる言葉ですので、「喫緊の対応」もよく使われます。意味としては「重要で急いでしなければいけない対応」といった意味になります。

・医療搬送における喫緊の対応を求めます
・転倒防止のために喫緊の対応をお願いします
・帰宅困難者が発生していますので、一時滞在施設の確保について喫緊の対応を求めます
・喫緊の対応をしていただいたことに、お礼申し上げます

といった使い方をします。「対応」に「喫緊」という言葉をつけると、緊急性の高い問題だから早く対応しなくてはと思ってもらえるでしょう。

「喫緊」に似た言葉

「喫緊」は一般的にはなじみの薄い言葉なので、使いにくいと感じている人も多いです。どうしても「喫緊」を使わなければいけないようなシーンは別として、「喫緊」というほどの状況でもない場合は、別の言葉を使った方が意味も伝わりやすいです。

では「喫緊」に似た言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。見てみましょう。

至急

「至急」は「非常に急いでいる」とか「大急ぎ」という意味です。「至急」を使った例文には次のようなものがあります。

・至急お戻りください
・至急ご連絡ください
・至急の用件があります

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